こんにちは。
雪がやんで、いいお天気の十和田です。
さて本日は、ものがたり部の特別実技講座が行われています。
芥川賞候補の小説家で劇作家、戌井昭人部長の講座に興味深々です。
山下陽光部長、中利部長、山本修路部長、藤副館長も参加。
文章を編み出すコツを、自らの小説「まずいスープ」執筆時のエピソードを交え、話してくださいました。
小学生の部員から、原稿用紙のタイトルを書くときのマス目の空け方を教わる戌井部長。優しいですね。そして、原稿用紙の400字は、短いようで長いようで…。奥が深い。
「家族や親戚、身近な知り合いにちょっと不思議な人がいないか思い出してみましょう。その人の面白いエピソードを膨らませて、つづってみましょう」
あたまを捻りながら、それでもみなさん書きすすめていきます。
戌井部長のヒントを得て、コツが掴めたようです。
何人かが発表してくださいました。ところどころ笑いが起きます。
…そして、展示スペースに貼りだしていきます。
続いて、二作目にとりかかりましょう。
「起承転結関係なく、ひとつのものごとにフォーカスして、自分が馬鹿になったように想像をふくらませて書いてみましょう。そして、なんの脈絡のない事柄をつなげてみましょう」
戌井部長が即興で例文を紹介してくださいます。
「メガネが燃えてきた。昨日は寒かったけど、コタツの中に入っているととても…。スルメを食べた。」
部員たちから笑いが起きます。
被服部の山下部長が発表。どれが山下部長のものがたりかは、部室の展示を探してみてくださいね。
みなさん、書きなれてきたようすで、鉛筆を進めています。
戌井部長、短時間で数々の面白い物語がうまれ、関心なさっていました。
最後に受講生で記念写真。
ひとつひとつ、味わい深く、面白みがあって、読み応えがあります。近い将来短篇小説の巨匠が生まれるかもしれません。
展示スペースで、皆さんのものがたりに出会ってみてください。