展示作品の紹介

「Mの顔」

「Mの顔」F4 333×242 鉛筆

以前同じ職場にいたMさんです。
完成したと思い翌朝見ると、修正箇所を発見したり、時期によっては、全く手付かずの状態が2,3ヶ月続いたりしたことが何度もあり、結局完成に2年以上かかりました。
次はもう少し簡単なヘアースタイルの女性を描こうと思いながら、1本1本描きました(^_^;)

「Mの顔」部分
「Mの顔」部分
 

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「凛々LILI(習作)」B2 728×515 鉛筆

仙台の某写真スタジオにモデルとして在籍している凛々(りり)さんです。
いわゆるレイヤーさん(アニメ、特撮などの登場人物の衣装を着てイベントに登場する人)です。
第一印象の快活なイメージとは違い、アニメ・ゲームにどっぷりハマっている生粋のインドア派です。
この作品は油彩の習作で、B2サイズの画用紙に描かれていますが、最終的にはHS(ハーフスクエア)というかなり細長い画面(正方形を2つつなげた形)の作品になる予定です。

鉛筆画は単色でありながら、深い色合いを表現できるところが大きな魅力です。
また、鉛筆画の筆致一つ一つから、作品制作における描き手の痕跡を見ることができ、描き手(人間)の確かな存在を感じることが出来るのも鉛筆画の良さのように思います。
そして、鉛筆と紙などの支持体があれば、誰でも、いつでも、どこでも簡単に描けるお手軽さも鉛筆画ならではの良さです。
是非みなさんも鉛筆を手に取り、素晴らしい鉛筆素描の世界をご堪能下さい。

鉛筆素描部 部長 池田 朋之