今頃になってしまいましたが「超訳びじゅつの学校」最終日14日に行われた「おおおどる部集大成超舞台おおおどるオペラッタ」のご報告です。
オペラッタWEBページ、お詫びと訂正がありましてちょっとだけ更新されてますので是非見て下さい。
さて、あのキッチュでインチキ臭いオペラッタを、ストーリーを追いながら逐次レポートするのは、なんだかとても野暮ったく感じてしまいます。
ですので最後のおおおどる部のブログはオペラッタ当日の画像と共に部活動全体を通したエンドロール的なもので綴っていきます。
本来なら何回かに分けて記事にすると見やすいと思うのですが、折角この部活動でつながった人たちが、ブログ記事とはいえ分断されるような気がしてしまいましたので、超〜ローングな感じで「ひとつ」にしたいと思います。
最初の画像は、オペラッタ本番中に記念撮影した和田家の家族写真です。
実はこの10人家族、当日のリハーサルになっても揃わず、本番に初めて全員揃いました。
オペラッタ直前に流した、これまでのおおおどる部の活動をダイジェストで全て収録した「おおおどるドキュメンタリー」の上映。
たくさんのお客さんにご来場いただきました。
入場無料。年収40万円の私、「無料」って超嬉しい響きです。
0円から始めるお祭りがしたかったのです。ゼロは無限を感じさせてくれます。
「ひい」役のタマちゃん。役柄は「遺影」だったので、ずっと額縁の中でおどっていました。
今年2月、十和田市在住のエミナさんとのご結婚を機にマスオさん的移住をしたタマちゃん。
新天地でなんとなく交友関係を作ろうと入部したのがこの「おおおどる部」。
気がついたときにはオペラッタの出演が決まってました。
奥さんのエミナさん。部活動の記録写真撮影をずっとやってくれた上、当日は「おおおどるショップ」の物販もグイグイやってくれました。
これからもご夫婦、喧嘩しながら仲良くやってくださいね。
オペラッタ、オープニングでいきなり優雅な舞踊で魅せてくれた「ふう」役の若柳尚永さん。
様々なアイデアも提供して下さり、大変助かりました。
子育て奮闘中の尚永さん、オペラッタが終わったらお子さんを寝かしつけに家に戻っていきました。
「おおおどる部」野次馬課長ポンキーさん。「みい」役。
開校式からフル出動だったポンキーさん、行動力があり過ぎてたまに困ってしまいましたが、被服部作のこの派手なコスチュームで部活の広告塔、灯台となってくれました。
巫女舞の経験があるポンキーさん。
部長特権で「天台寺の護符」と「天台寺茶」を頂きました。
ちなみに今、天台寺茶を飲みながらキーボードを打ってます。
「よお」役、ブンチューさん。工房polepoleの陶磁器作家。
青森県西海岸、鰺ヶ沢町からわざわざ虎に頭を咬まれにやって来てくださいました。
ブンチューさんは、ねぶた照明も製作されます。
画像は部長特権で頂いたもの。オペラッタ舞台にもさりげなく置いてました。
ブンチューさんの奥様、マミャウさん。「いつ」役。
素晴らしい出で立ちとセンスでピンクレディーをグイグイおどってくれました。
マミャウさんも陶磁器作家。
こちらも部長特権で頂いたマミャウさんの作品「オラオラマグカップ」。
取っ手が超主張しています。
自家製リンゴジャムまで頂いてしまいました。
いつもはパンを買ってからジャムを探すのですが、今回はその逆。この美味しいジャムに見合うパンを探しています。
ブンチューさん&マミャウさんは今年10月5〜6日に板柳町で開催される「クラフト小径」という企画にも関わっています。
私もパフォーマンスで関わらせて頂くことになりました。秋には板柳町で「おおおどる」します。
終止、物議を醸し出していた「むう」役、大庭れいじさん。
劇中では突如、ご自身の著書「歌集 ノーホエア・マン」を朗読。
お茶目で、まるで子どものような大庭さん。
3月10日、八戸市で行われた「愛と平和の言魂LIVE!!6」のドラマチックな出会いからここまで至りました。
オペラッタ後の「おおおどる夢のステージショー」でもアクションたっぷりに朗読をなさって下さいました。
来月5月2〜8日は八戸市ポータルミュージアムはっちでアート展がございます。
入場無料。イラストレーターでもある大庭さんがチャリティ似顔絵も描きます。
「なな」役、浪岡真嗣さん。ツイストダンスをグイグイおどって下さいました。
かなりの男前です。
八戸市から奥様とお子さん3人を連れてのオペラッタ参戦。
ちなみにお子さん達は「おおおどるオペラッタ」のテーマソングをバッチリ歌えるそうです。
カンカン帽とバブリーな扇子が似合う浪岡さん。
「おおおどるカラオケ大会」では「蒲田行進曲」を熱唱してました。
「やあ」役、吹越哲也さん。
産業用無人ヘリコプターの操縦資格を持っている吹越さん、観客席の頭上をラジコンヘリでフライトさせ、会場を大いに沸かせてくださいました。
子だくさんの吹越さん。オペラッタ終了後は子供たちが待つ東北町の自宅へ帰っていきました。
「ここ」役、八戸左比代虎舞。躍動感あふれる着ぐるみでした。
虎の中に入っていたのは、南部町で青果物移出問屋「石橋商会」を営むイシケさん。
虎の中にヒョウがいるという小さなギャグを頭に巻いたタオルで表していました。
もう一人は十和田市内で青果市場の経理をしている澤田進さん。
虎の後ろに入っていたので、オペラッタの様子が何も見えなかったそうです。
…実はこの二人、虎舞ド素人だったということは意外にバレておりませんでした。
そして、ヤバいくらいに優秀だった「おおおどるサウンドオーケストラ」の皆さん。
十和田市商店街、松本茶舗店主、松本柳太郎さん。
びじゅつの学校では「たてばんこ部」部長、「変音同好会」部員。
今回は「変音・お椀サウンド」で不思議な音空間を作って頂きました。
NO NUKESシンガー、矢澤アイサさん。
オペラッタでは三本木小唄やテーマソングなどで大活躍してくれました。
初めてお会いしたときにその場でコラボレーションして、そのココロに響く歌声に感激したのを今も鮮明に覚えています。
「おおおどるカラオケ大会」では、わら部&枝部の部長、中利さんと「銀座の恋の物語」 を歌って下さいました。
とても豊かで幅広い歌声の持ち主です。
バイオリン、ホーミーの柿野亘さん。北里大学(十和田キャンパス)の教員を務められています。
オペラッタでは怪しい感じの下校チャイムの他、様々な場面で演奏して下さいました。
3月10日の「Pray for the EARTH 2013」以来、ずっと柿野さんの音色にはシビレっぱなしでした。
キーボード担当の町屋大輔さん。前日から体調を崩していて心配でしたが、何とか本番を乗り切って下さいました。
ポジション的に舞台が全く見えない位置に陣取らせてしまい、不憫な思いをさせました。
悩みが多い日常かと思いますが、またこうして一緒に楽しめたらなと思います。
普段は七戸町の盛田庄兵衛酒造にお務めです。
アロマセラピストの寺田佳世さん。癒しの音を響かせて下さいました。
アロマし過ぎて自分自身が癒さされてしまうのでしょう。すごくおっとりしています。
八戸市の檀蜜とも言われています。
「おおおどるショップ」で寺田さん自作のアロマ石鹸も販売しておりました。
買いそびれた方は八戸市柏崎のコミュニティカフェ「茶らん」に行くと置いてあります。
茶らん2階には「AROMA KAYO」がありまして寺田さんのアロマセラピーを体験できます。
ディジュリドゥの山中晃(通称ヤーマン)さん。
開校式からオペラッタまで、大事な場面には必ず来てくれてディジュリドゥの音を響かせて下さいました。
私の頭頂部(オペラッタ用)の「十」も彼が銭湯で剃ってくれました。
普段の彼は蕎麦打ち職人。上記「茶らん」で月火水金のお昼どきのみ、彼のお蕎麦を食べることができます。
八戸市を中心に活動している「創作太鼓:奏」の代表、川尻亨さんと木村寛大さん。
お二人とも幼い頃から南部地方の伝統芸能えんぶりに関わってきました。
川尻代表はカホン、虎舞の太鼓を叩いて頂きました。
木村さんには虎舞の篠笛、そして組太鼓を演奏して頂きました。
「おおおどる夢のステージショー」では、組太鼓を独奏。圧倒的でした。
私も有り難いことに出演させて頂きます。
おおおどる部野次馬カメラ部員、中野守さん。
開校式からオペラッタまでの記録撮影をずっと撮影して下さいました。
人一倍想いが強い中野さんはオペラッタ終了直後、舞台裏で男泣きしておりました。
この日、私が確認できた範囲で3人の部員が号泣しておりました。
そこまでこの「おおおどる部」を想って頂けて大変うれしいのですが、なんだかもうお別れみたいでイヤですね。
私にとって超訳びじゅつの学校「おおおどる部」はキッカケです。ここから続いていきますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
そんな中野さん、翌日には和田家集合写真をプリントして手渡してくれました。
仕事が早い男です。私に富があったら召し抱えたいです。
中野さんは十和田市商店街「ハピたのかふぇ」さんで経理のお仕事をされています。
オペラッタでも色とりどりのメニューを販売して下さいました。
少し段取りが狂う。
陣痛シーン。
生まれいづる。
世に放置される。
家族のもとへ。
テーマソング合唱。
フィナーレ。
終演。安堵の表情。
お世話になった方々へバラの花の贈呈。まずはこの会場を無償で提供下さった米澤家具センター(街なか市場)代表取締役、米澤淳一さん。
十和田市商店街、AST(Art Station Towada)向かいにございます「街なか市場」。
中にはお花屋さんがあったり、骨董屋さんがあったり、タイ料理屋さんもございます。
とても大きな建物なのでテナントをグイグイ募集中です。ご興味がある方は是非訪れてみて下さい。
続いて超訳びじゅつの学校、校長藤森八十郎氏に代わりまして、十和田市現代美術館副館長、藤浩志さんにバラの花を贈呈。
総合司会を務めて下さった金見まさ彦さん。体調を崩されてからはなかなか公の場にはお姿を現さなかった御方なのですが、往年のマシンガントーク&下ネタで会場を沸かせていました。
照明&PA機材も無償で貸し出してくださり、本当に感謝しております。
このステキなお写真入りのメモ帳、米澤家具センター(街なか市場)2階のカラオケルームに行けばまだ置いてあるかもしれません。
金見さんが運営するカラオケ「歌の世界」。是非一度、お立ち寄り下さい。
最後にバラの花が余ったのでもう一本進呈。
十和田市現代美術館メディア顧問、Yoko Kobayashi-Bakerさん。
この御方がいらっしゃらなければ「おおおどる部」は生まれておりませんでした。
Yokoさん、私を見つけて頂いてありがとうございました。
会場には桜田まことさんのお姿もございました。「街なかゲリラでおおおどりあるき」ではご実家の桜田酒店に大変お世話になりました。
そして桜田さんの頭上にある、ちょっと早い開花をしてくれた桜のお花は、バルーンねじり部さんからご拝借させて頂きました。おかげさまで会場が花見ムードになりました。
取り外し、取り付けには周辺部部長の山本耕一郎さん、樋口さんがお手伝いして下さって大変助かりました。
おかげさまで、キッチュで、バカバカしくて、スキだらけで、インチキ臭いお祭りができました。
イベント自体が打ち上げみたいなものでしたが、改めて打ち上げします。乾杯。
打ち上げ集合写真。こんなにたくさん、打ち上げに参加して頂いたんですね。
○→□部さんの吹き出しボードが大活躍。ステキなアイテムです。
○→□部の部長河上さんと水野さんからはメッセージカードも頂きました。
これからもよろしくお願いします。
すでに深夜。入れ替わりでまた酔っぱらいが増えました。
でもいつかはみんな家に帰って眠ります。
終わったのは翌3時半。
みんなが帰って眠ったあと、部長けっこう頑張って片付けました。
楽しさの残骸を片付けていくのもまた楽しいものであります。
ふと、自分のフリーパスチケットを見ました。
あれだけ美術館に通って遊んでいたのに、ハンコが1つだけでした。
開校式があった2月16日の捺印のみです。
単純に忘れていたり、出すのが面倒だったりしてました。
ただひとつ。
おそらく私の名前は「余一」というのできっとこうにしかなりません。
この空きスペースの分、私は今後も完全に自由です。
– – –
最後に。
おおおどるオペラッタ、演者が一番楽しめる、解放的でスキだらけな舞台。
私の最高傑作でした。
ああやっておどるひとが一番得をする舞台。
人生、おどらにゃ損ソン。
*
そして今、そうしてスマホなりパソコンで画像や動画を見ている方々へ。
そこの音は拡張子がついたデータに変換され、そこの物体は液晶のドットがおどっているだけです。
それは実際のモノやオト、ヒトと大変良く似てはいますが全く違うのです。
もっと言えばそれはすでに過去のものです。
どんな最新のものも情報化された時点ですでに過去です。
あの日、あの場限りで行われた「おおおどる部集大成おおおどるオペラッタ」はあのときだけに存在した「今」です。
ですので、おおおどる部としては動画の公開をいたしません。
(…け、決して編集するのが面倒臭いわけではありません)
風邪をひいて見に来れなかった人には、風邪とその人との「今」があったはずです。
どうか「情報」におどらされず「今」をおどってください。
つまりこの記事にもおどらされないでください。
*
ではでは。
私は本来の「おどり」に戻らせて頂きます。
畑に行くのです。
そこに私の「今」があります。
でもそれにしても楽しかったです「超訳びじゅつの学校」。
あれは最高に楽しい「今」でした。
あの「今」を共有してくれた部員のみなさん、野次馬のみなさん、生徒会のみなさん、つまり学校のみなさん、ありがとうございましたm(_ _)m
再びお互いの「今」が重なるときにお会いしましょう。
みんなカラダはバラバラだけどココロはいつもおんなじ〜♬
(おおおどるオペラッタテーマソングより)
*
この世のすべてがおどりでできているのならば、おどることでこの世界をつくっていけるのかもしれません。あなたはこれからどんなおどりをしていきますか。人生一度きり。おどらにゃ損ソン。