常設作品

あっちとこっちとそっち:ぼくはきみになれない

山極満博

作品について

大型作品が多いこの美術館の中で、建物の内外をさまよいながら見つけるのが山極満博の作品です。隙間のような空間に点在する作品は、どれも小さく、くすりと笑いを誘うユーモラスなものです。スイスの山奥に棲息する凍りついたこの「マーモット」や、夜間に光り輝く氷の展示室《なんにもない話》、まるで寓話のように”つながるようでつながらない”いくつかの断片は、「みること」や、その関係性を問いながら、わたしたちに疑問を投げかけているようです。人の動きや視線の動きに注目する山極は、平行移動ではなく垂直に動くエレベータ内にも、忘れ去られたかのように風船のオブジェを配した《ちいさなおとしもの》があります。また、コンクリートの側溝により築かれた道路は通路の手前で途切れ、途中でとまっている車でスケールや、ズレを想起させる不思議な作品《ひとつはふたつ》があります。山極は、平面や、日用品を使ったオブジェなど、さまざまなメディアを空間に点在させるようなインスタレーションを手がけてきました。観客はその断片をつなぎ合わせ、自由にひとつのストーリーをつむいで楽しむことができます。

アーティスト

山極満博 (日本)

1969年生まれ、長野出身。東京造形大学デザイン学科卒業。東京在住。

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