まちなか常設展示

愛はとこしえ十和田でうたう

草間彌生


作品について

 アート広場の芝生の一角に、色鮮やかな水玉世界が現れました。大小の水玉をまとった、カボチャ、少女、キノコ、犬たちの8つの彫刻群は、草間彌生のこれまでにない規模をもつ屋外彫刻作品《愛はとこしえ十和田でうたう》です。犬やキノコに囲まれた《十和田のハナコちゃん》と題された少女は、エネルギーに満ちあふれ、水玉野原の真ん中で高らかにうたっているかのようです。それはいまなお自由で純粋な魂をもって精力的に創作を続ける、作家自身の化身なのかもしれません。
 一方、体験型作品である《十和田で発見された私の黄色カボチャ》の内部は、七色の光が闇の中で明滅し、訪れる人を包み込むように無限に増殖を続ける世界へと誘います。
 草間により永遠の命を吹き込まれた作品たちは、あらゆる境界を飛び超えて、ここアー卜広場を中心に、十和田のまち全体を生き生きと力強く鮮やかな世界に変えていくのです。

撮影:小山田邦哉
©YAYOI KUSAMA


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