2021年1月21日(木)〜2月21日(日)の一ヶ月、期間限定で十和田市現代美術館館内の常設展示がWEB上で巡る3DVRによる「オンライン鑑賞コンテンツ」として公開されます。
3DVRでは、まるで美術館にいるかのように展示空間を進み、360°見渡しながら館内を巡ることができます。ロン・ミュエクの《スタンディング・ウーマン》やスゥ・ドーホー《コーズ・アンド・エフェクト》など、周囲の展示空間も含めて見ることができ、写真とは全く異なる体験が可能となります。また、3DVRによって西沢立衛設計による当館の特徴的な建築も体験できます。展示室と屋外の見える廊下が交互に現れ、作品と建物が一体化した当館の特徴はオンラインでも体感することができます。動画による、館長や学芸員の作品解説もご覧いただけます。
トップ画像:アナ・ラウラ・アラエズ《光の橋》 ※3DVR実演の様子
十和田市現代美術館を設計した建築家・西沢立衛氏に3DVR「オンライン鑑賞コンテンツ」をご覧いただきましたので、そのご感想をQ&A形式でご紹介いたします。
Q1. 3DVR「オンライン鑑賞コンテンツ」をご覧いただき、どのように感じられましたか?
A1. たいへん面白い試みだと思いました。なかなか現地に行きづらい今の時期に、建物を中から見る体験ができて、写真では得られない体験をすることができました。
Q2. 3DVRで建築の体験を再現できる可能性はあるでしょうか。
A2. 再現はできないと思います。むしろ現実には体験できない、3D独自の新しい室内空間を体験できるのが、面白いと思います。
Q3. どの部分が再現されていて、どこが再現できていないと思われますか?
A3. 全体の雰囲気がなんとなく現実の街・美術館と似ていると感じました。光や雪の色が、東京のそれとは全然違う、十和田らしさを感じました。展示室から展示室へ移動する時、真っ白な街を見ることができて、きれいだと感じ、再び訪れたくなりました。
建築の室内については、部屋のすべてを一発で見せようとすると、どうしても強い広角レンズとなって、さらに実際の雰囲気とは異なる室内になると感じます。広角によってアートも、多少歪みすぎのような気がしました。また、現実の建築よりも空間構成が複雑化しているように感じました。先のわからない迷路を歩いているような感覚があるのは、全体の中で自分を位置付けることが3Dだと難しいのかもしれません。
Q4. 従来、建築を伝えてきた写真や映像といったメディアに比べるといかがでしょうか。
A4. 写真では絶対にできない体験だと思います。
Q5. 西沢さんの建築は3DVRで再現しやすいと思いますか?十和田市現代美術館はどうでしょうか。
A5. 十和田は、3Dウォークスルーに合っている部分と合ってない部分の両方があるように感じました。空間構成の単純さは、3Dでは伝わらないと感じましたが、各部屋の静けさ、雰囲気、また街と室内の関係などは、伝わってきました。
西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)
建築家。横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授。
1966年東京都生まれ。1990年横浜国立大学大学院修士課程修了。同年、妹島和世建築設計事務所入所。1995年~妹島和世と共にSANAA設立。1997年西沢立衛建築設計事務所設立。金沢21世紀美術館(SANAA)(2004年)、ニューミュージアム(2007年)、十和田市現代美術館(2008年)、豊島美術館(2010年)、ルーブル・ランス(SANAA)(2012年)など多くの美術館を設計。プリツカー賞(SANAA)(2010年)、日本建築学会賞(2012年)など受賞多数。
※photo:©office of Ryue Nishizawa
公開期間:
2021 年1 月21 日(木)-2 月21 日(日)
料金
十和田市現代美術館内展示3DVR鑑賞 200円
※有効時間:48時間視聴可能
主催
文化庁
株式会社アートローグ
文化庁の文化芸術収益強化事業「美術館展覧会の3DVR コンテンツ 有料化による収益強化事業」の一環で、株式会社アートローグが制作・運営をしています。
株式会社アートローグのWEBページはこちら。
協力
十和田市現代美術館
十和田市現代美術館は、”アートを通した新しい体験を提供する美術館”として2008年に開館してから2018年4月で10周年を迎えました。
これを記念し、美術館を支えてくださった皆さま、共に歩んでくださった皆さまへ感謝を込めてスペシャルイベントを実施いたしました。
そして2020年には、アートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada(アーツ・トワダ)」のグランドオープンから10年を迎えることとなります。
新たな節目へ向けて、国内外最新のアートの動向を発信し、より一層みなさまに十和田市現代美術館を楽しんでいただけるような活動を行ってまいります。
「スゥ・ドーホー : Passage / s パサージュ」
アジアを代表する世界的美術家 スゥ・ドーホーの個展を開催しました。
■会期:2018年6月2日(土)~10月14日(日)
「毛利悠子 ただし抵抗はあるものとする」
国内外で注目を集める新進アーティストの世界初個展を開催しました。
■会期:2018年10月27日(土)~2019年3月24日(日)
「三本木小唄ナイト」
4年ぶりに盆踊り「三本木小唄ナイト」が復活しました。地元のカフェや飲食店にも出店いただき、市民で輪になり、夏の夜を踊りつくしました。
■開催日:2018年8月25日(土)18:00~20:00
■会場:十和田市現代美術館 アート広場
西沢立衛講演会「まちをかえる建築」
十和田市現代美術館を設計された西沢立衛氏を講師に招き講演会を開催しました。西沢氏がこれまでに設計された美術館やコミュニティ施設などの事例を紹介しながら、アートが広がることで市民や街にもたらす効果について話されました。
■開催日:2018年4月28日(土)14:00~16:00
■会場:十和田市民文化センター
■主催:十和田市、十和田市教育委員会
「ミニコンサート Open Music Square」
十和田で音楽に関わる活動を行っている個人や団体を募集して、美術館カフェで月に一度のミニコンサートを開催しました。
全10組が、昭和歌謡曲からクラシックまで、世代を問わず楽しめる内容で発表を行い、多くのお客様にご来場いただきました。
「子どもたちの手紙」展
美術館には、市内の幼稚園や保育園、各学校の子どもたちがたくさん訪れます。見学のお礼とし「楽しかったこと」や「感じたこと」などをしたためた素敵な手紙が届いています。
この素敵な手紙をみなさまにもぜひ読んでいただきたく、手紙の一部をWeb上で公開しています。
■公開日:2019年2月22日(金)
青森・十和田アートな旅「十和田のまちのピアノをめぐるちいさなツアー」
ごく身近な生活に光をあて、あたらしい「観光」提案する企画。
作曲家野村誠氏が十和田のまちのピアノを訪ねて即興で奏でるツアー型のミニコンサートを開催しました。個人のお家や幼稚園、保育園、教会など、2日で8軒を訪問し、その暮らしにある魅力を音楽に乗せて浮かび上らせました。
■開催日:2019年3月5日(火)、3月6日(水)
Videography:KAZUYA ISHIKAWA
「商店街 × 十和田ゲンビ」
美術館と商店街が共に歩んできた10年をお祝いして、美術館をイメージしたコラボメニューをつくりました。
話し合いを重ねる中で、これまでの取り組みを振り返り、新しいアイディアが生まれました。
美術館来館者を商店街へ誘導して、美術館とまちなかを結ぶ取り組みとなりました。
■開催期間:2019年4月1日(月)~8月31日(土)
関連イベント 2019年7月7日(日)「商店街美術館」
「地域アート」とは、評論家の藤田直哉氏が2014年に発表した論考の中で、近年、多数開かれている地域名を冠した芸術祭等の美術イベントを指す言葉として提示されました。その言葉に誘発されるように「地域アート」やそれにまつわる問題について多数発言がなされ、一つの現象をつくりあげています。「地域アート」という言葉が、いろいろな立場から、賛否両論合わせて語られたことは、この領域に関わる当事者の多さを物語っています。
加えて「地域」という言葉には、住民やコミュニティ、自治体、事業体、そこに湧き起こる個人的な感情までもが含まれ、それを抱く「地域アート」という概念が、拡大解釈されながら語られているのではないかと考えます。「地域アート」と呼ばれる活動の形態も、国際芸術祭、地方芸術祭、アートプロジェクト、地方美術館のプロジェクト、ソーシャリー・エンゲージド・アート、サポーター活動、地域活性など、少しずつ重なりあいながら、異なる性質を持っています。それぞれ独立した成り立ちや様相を持つ概念を丁寧にすくい上げ、その意義、成果、可能性、問題点を洗い出すことによって、すべてがまとまって認知される現状に楔を打ち込むことが、本プロジェクトの目指すところです。
「地域アート」が語ろうとしていたものは何か。そして、その何かを「地域アート」と呼ぶべきなのか。「地域アート」と呼ばれる事象について、もう一度話をしてみたいと思います。
2018年度のトークを皮切りに、展覧会、様々な論者の文章をまとめたカタログ発行と続きます。
クロストーク 1日目
2018年11月3日(土)
登壇者:林曉甫 藤⽥直哉 ⾦澤韻 原⽥裕規(ファシリテーター)
三名の論者が、それぞれの仕事から「地域アート」という言葉について考察し、その後モデレーターを含めた意見交換により、この領域の射程を探りました。
クロストーク 2日目
2018年11月4日(日)
登壇者:藤井光 荒神明香[目] 南川憲二[目] 星野太(ファシリテーター)
土地・社会・人々についての深い考察に基づき制作してきたアーティストたちが、自身の活動を紹介し、モデレーターとの対話を通してその意義を掘り下げました。
概要
十和田市現代美術館が2018年から取り組む〈「地域アート」はどこにある?〉プロジェクトの一環として本展は開催された。地域の人々と協働しながら実験的な作品を展開する北澤潤、Nadegata Instant Party、藤浩志による展覧会。北澤とNadegata Instant Partyは、新作を美術館と十和田のまちに展開し、藤はキュレーターの金澤と自身の学生時代をモデルにした小説を発表した。タイトルの「ウソ」とは、芸術表現における虚構やフィクションを意味し、それらをコミュニティにもち込むことで、現実の世界に変化をもたらす作家たちの実践が間近に見られる展示となった。
Videography:KAZUYA ISHIKAWA
日時
2019年4月13日(土)~9月1日(日)
参加アーティスト
藤 浩志 ふじ・ひろし
1960年、鹿児島生まれ。美術家。京都市立芸術大学大学院修了。パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所、藤浩志企画制作室、十和田市現代美術館館長を経て秋田公立美術大学大学院教授・副学長。国内外のアートプロジェクト、展覧会に出品多数。1992年藤浩志企画制作室を設立し「地域」に「協力関係・適正技術」を利用した手法でイメージを導き出す表現の探求をはじめる。
※photo by kuniya oyamada
Nadegata Instant Party (中崎 透+山城 大督+野田 智子)
ナデガタ・インスタント・パーティー
中崎透、山城大督、野田智子の3名で構成される「本末転倒型オフビートユニット」。2006年より活動開始。地域コミュニティにコミットし、その場所において最適な「口実」を立ち上げることから作品制作を始める。口実化した目的を達成するために、多くの参加者を巻き込みながら、ひとつの出来事を「現実」としてつくりあげていく。「口実」によって「現実」が変わっていくその過程をストーリー化、映像や演劇的手法、インスタレーションなどを組み合わせながら作品を展開している。
北澤 潤 きたざわ・じゅん
美術家。1988年東京生まれ、ジョグジャカルタ拠点。
東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。合同会社北澤潤八雲事務所代表。さまざまな国や地域でのフィールドワークを通して「ありえるはずの社会」の姿を構想し、多様な人びととの立場を越えた協働によるその現実化のプロセスを芸術実践として試みる。2013年よりIPA – Institute for Public Art 研究員(上海)、2016年に米経済誌フォーブス「30 Under 30 Asia」アート部門選出。2016年から2017年にかけて国際交流基金アジアセンター・フェロー(インドネシア)。
※photo by CULTURE
参考作品
「地域アートはどこにある?」プロジェクト書籍
来場者4万人突破! 大都市から離れた美術館が多くの来場者を集めた展覧会「ウソから出た、まこと」展。
北澤潤、Nadegata Instant Party、藤浩志という3組のアーティストを迎えたこの展覧会は、作品展示にとどまらず、十和田市の住民を巻き込んだ「地域アートはどこにある?」というプロジェクトに位置付けられていました。
地域におけるアートは住民、アーティスト、行政など様々な関係者とそれぞれの思考が混ざり合って成り立っています。
それは「地域アート」という言葉で語れることなのか。
展示紹介やプロジェクト中のクロストークを収録、十和田という現場の実践と思考の軌跡・論稿を、住民や様々なゲストとともにまとめた1冊です
[書籍]
「地域アートはどこにある?」
サイズ:A5サイズ(240ページ) 並製
言語:日本語
発行:堀之内出版
販売価格:3,500円(税別)
書店販売日:2020年3月30日
ISBN:978-4-909237-47-7
Cコード:C0070 一般 単行本 芸術総記
十和田市現代美術館(編集)、小川 希(著/文)、金澤 韻(著/文)、北澤 潤(著/文)、木ノ下 智恵子(著/文)、小池 一子(著/文)、里村 真理(著/文)、高須 咲恵(著/文)、中村 政人(著/文)、ナデガタインスタントパーティー(著/文)、中崎 透(著/文)、山城 大督(著/文)、野田 智子(著/文)、原田 裕規(著/文)、林 曉甫(著/文)、日比野 克彦(著/文)、藤井 光(著/文)、藤 浩志(著/文)、藤田 直哉(著/文)、星野 太(著/文)、見留 さやか(著/文)、ミヤタ ユキ(著/文)、目[mé](著/文)、山出 淳也(著/文)、山崎 亮(著/文)
取り扱い:十和田市現代美術館カフェ&ショップ「cube」、全国主要書店
※オンラインでも販売しております。
お問い合わせ:
十和田市現代美術館カフェ&ショップ「cube」
Tel: 0176-22-7789
E-mail: cube@towadaartcenter.com
十和田市現代美術館は、開館以来、まちにひらかれ、まちをひらく美術館として、積極的に地域との交流を行っています。アーティストや地域の人々が活動する場をつくり、リサーチや制作を通じて交流することで、地域の課題を発掘し新しい視点や可能性を見出す地域実験の現場をつくり出していきます。
主催
十和田奥入瀬プロジェクト実行委員会
助成
平成29年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
展示期間・開館日時
[会場1]
十和田市立松陽小学校
■展示期間:2017年11月20日(月)-11月25日(土)
■開館日:平日
■開館時間:10 時~16時※25日は12時まで
■休館日:11月23日(木祝)
[会場2]
14-54(まちなかの会場)
■展示期間:2017年11月25日(土)-12月23日(土)
■開館日:土・日 ※平日は不定期
■開館時間:10 時~16時
■休館日:月曜
観覧料
無料
お問い合わせ
十和田奥入瀬プロジェクト事務局(十和田市現代美術館)
電話:0176-20-1127
Fax:0176-20-1138
E-mail:info@towadaartcenter.com
活動レポート(10月23日、24日)
写真家の池田晶紀氏による、ワークショップを行いました。
10月23日(日)は、十和田市の松陽小学校にて、小学校6年生が自分たちの「すきなもの」、小学校の「すきな場所」について考え、絵や文章を書き、発表しました。
10月24日(月)は、場所を十和田市現代美術館に移動し、美術館を見学。
そして、写真撮影解禁になった常設展示室の作品を撮影しました。
小学校と美術館を舞台にしたワークショップは残りあと2回、
果たしてどのような作品が出来上がるでしょうか。
活動レポート(10月30日、31日)
3日目になる30日には、十和田市の松陽小学校にて、美術館の作品を舞台に、自分を主役にした物語を考えました。
そして、物語に登場する主人公の衣装や小道具をつくりました。
最終日の31日には、物語の舞台となる十和田市現代美術館へ。
生徒達が写真の構図を考え、衣装を着て、撮影を行いました。
小学校6年生が、美術館を訪れて感じたこと、言葉から紡ぎだされた物語が写真に表現されています。
展覧会では、写真作品の他にも作品ができるまでのプロセスを
テキストや絵で表現した作品も展示されます。
ぜひご来場ください。
開催日
1月13日(土)、1月20日(土)、2月17日(土)、2月24日(土)、3月10日(土)
時間
13時~16時
会場
まちなか交流スペース14-54
定員
10名程度
受講料
無料
受講条件
簡単な日常英会話ができる方
お申込方法
受講を希望される方は、電話またはメールにてお申込み下さい。
メールにてお申込みの場合は、件名を「ボランティアガイド申込」とし、本文に氏名、年齢、勤務先または団体名、電話番号をご記入の上、info@towadaartcenter.com までお送りください。
電話: 0176-20-1127
※十和田市現代美術館 担当:鳴海、土井
締切
平成30年1月7日(日)まで
受講にあたって
■セミナーの全日程を通して受講されることをおすすめします。
■筆記道具(鉛筆、消しゴム)をご持参ください。
■暖かい服装でご参加ください。
講師プロフィール
Alex Peter Queen (アレックス・ピーター・クイーン)
1988年、アメリカ・ネブラスカ州生まれ。13歳でイースタン・ワシントン州立大学に入学。卒業後、大学院に進学し、17歳で同大学最年少の非常勤講師として勤務。19歳で外国青年招致事業の国内最年少参加者として青森県むつ市に赴任、語学指導を行う。その後、学校法人慶應義塾に勤務。2016年に株式会社Queen & Co.を設立。翻訳・通訳事業を始め、デジタル資産管理やシステム開発、デジタルメディア(ウェブ・画像・映像)制作等、多岐に亘る事業を展開。
Michael Jason Warren(マイケル・ジェイソン・ウォーレン)
1984年、アメリカ・ミネソタ州生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校 卒業。2009年にJETプログラムを介した英語教師として青森県五戸町に赴任。その後、学校法人慶應義塾に勤務。2013年から五戸国際ミュージックフェスティバルの実行委員会副会長として企画・主催。2016年にアレックス・クイーン氏と株式会社Queen & Co.を共同設立。十和田市現代美術館の広報を始め、国際芸術センター青森の英語翻訳、五戸国際ミュージックフェスティバルの主催等で青森県への支援に力を入れている。
【成果物】十和田オススメマップ
十和田市現代美術館は、開館以来、まちにひらかれ、まちをひらく美術館として、積極的に地域との交流を行っています。アーティストや地域の人々が活動する場をつくり、リサーチや制作を通じて交流することで、地域の課題を発掘し新しい視点や可能性を見出す地域実験の現場をつくり出していきます。
主催
十和田奥入瀬プロジェクト実行委員会
助成
平成28年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
大久保あり Ari Ookubo
1974年東京出身
1998年武蔵野美術大学卒業。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ大学院サーティフィケイトコース修了。ロンドン芸術大学チェルシーカレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン・ファインアート修士課程修了。
近年の展覧会:2013年「パンに石を入れた17の理由」switch point、2014年「林スンの肖像」LOOP HOLE、2015年「美術館の幽霊」クリテリオム・水戸芸術館、2015年「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」 金沢21世紀美術館、2016年「BLACK CIRCLE is NOTHINGNESS」ガレリア・フィナルテ、2016年「富士の山ビエンナーレ2016」、2017年「MERZ」HAGIWARA PROJECTS
会期
2017年3月3日(金)〜3月26日(日)
開館日
9時~17時(入館は閉館の15分前まで)
休館日
月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)
観覧料
無料
会場
まちなか美術館
旧店舗名 エースカメラ:青森県十和田市稲生町16-55
※十和田市現代美術館まで徒歩5分
関連イベント
開催日
2月18日(土)、2月24日(金)、2月25日(土)、2月26日(日)、3月5日(日)、3月19日(日)、3月23日(木)
会場
十和田市現代美術館、市民交流プラザ トワーレ、十和田商工会議所
受講料
無料
時間・定員・受講条件
講座により異なります。くわしくは下記よりご確認下さい。
先生のためのスクール 「プレイフルラーニングで学びを ROCK しよう!」
2月18日(土) 講師:上田信行
社会人のためのスクール 「地元野菜で創るピクルス・インスタレーション」
2月24日(金) 講師:福田里香 ※定員満了となりました
親子のためのスクール 「親子で楽しいものをつくろう!」
2月25日(土) 講師:荒井良二 ※定員満了となりました
社会人のためのスクール 「ぼくが考える絵本について」
2月26日(日) 講師:荒井良二 ※定員満了となりました
先生のためのスクール 「コミュニケーションを育む鑑賞教育」
3月5日(日) 講師:杉浦幸子
親子のためのスクール 「いたずら研究」
3月19日(日) 講師:CANVAS (熊井晃史・寺田篤生)
親子のためのスクール 「造形キャンプ(仮想2泊3日)」
3月23日(木) 講師:深沢アート研究所(山添joseph勇・カブ)
お申込方法
十和田市現代美術館まで電話、FAXまたはE-mailよりお申し込みください。
電話:0176-20-1127
Fax :0176-20-1138
メールの場合、件名にスクール名を記載し、本文に、参加者氏名・年齢・電話番号・保護者見学の場合その旨明記の上、info@towadaartcenter.com までお送り下さい。
当館からの返信をもって予約完了となります。
※十和田市現代美術館 担当:見留、佐々木、新岡
締切
各講座開催日の2日前まで。(満了次第、受付終了となります。)
講師
専門家、アーティスト
上田信行 Nobuyuki Ueda
1950年奈良県生まれ。同志社大学卒業後『セサミストリート』に触発され渡米し、セントラルミシガン大学大学院にてM.A.、ハーバード大学教育大学院にてEd.D.(教育学博士)取得。専門は教育工学。プレイフル•ラーニングをキーワードに、学習環境デザインとラーニング・アートの学びの場づくりを数多く実施。1996~97年ハーバード大学教育大学院客員研究員、2010~11年MITメディアラボ客員教授。
福田里香 Rika Fukuda
お菓子研究家。武蔵野美術大学卒。レシピ本に『フードを包む』『一年中おいしいアイスデザート』、
コラム集に『まんがキッチン』『ゴロツキはいつも食卓を襲う』など多数。お菓子やエプロンのプロデュースも手がける。
荒井良二 Ryoji Arai
絵本作家・イラストレーター。2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。「山形ビエンナーレ」のアーティスティックディレクターを務めるなど、ジャンルを超えて活躍中。
2月25日(土) 親子のためのスクール 「親子で楽しいものをつくろう!」※定員満了となりました
2月26日(日) 社会人のためのスクール 「ぼくが考える絵本について」※定員満了となりました
杉浦幸子 Sachiko Sugiura
武蔵野美術大学芸術文化学科教授。ソーシャルデザイナー。1966年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部哲学科美学美術史専攻卒業。ウェールズ大学院教育学部修了。第1回横浜トリエンナーレ教育プログラム担当、森美術館パブリックプログラムキュレーター、京都造形芸術大学プログラムコーディネーターなどを経て、2012年より武蔵野美術大学准教授。2014年度より現職。
武蔵野美術大学の教員免許状更新講習では「ミュゼオロジーと鑑賞教育」を担当。また、近隣の中学校と連携し、中学生、大学生、地域をつなぐソーシャルデザインプロジェクト「みらいのたいよう計画」など、学校機関との連携を継続的・長期的に実施している。
CANVAS (熊井晃史・寺田篤生)
CANVASは、こどものための創造・表現の場を提供し、
豊かな発想を養う土壌を育てることを目標として2002年11月に設立されたNPO法人。
以来、全国の美術館、小学校、放課後施設、大学等さまざまなスペースを舞台にワークショップを展開。
深沢アート研究所(山添joseph勇・カブ)
アートを基軸とした「子どもの『つくる』の研究」と「地球の緑化の研究」を活動とする山添joseph勇とカブによるアートユニット。 最近の活動に、小中学校への芸術家の派遣事業(BEPPU PROJECT)、造形プログラム提供(CANVAS)、グリグリプロジェクト(芸術家と子どもたち)、ハンマーヘッドスタジオ(BankART1929)、水と土の芸術祭2015(丸山純子+カブ)。著書に『こどもがたのしくつくるはじめてのこうさく』(高橋書店)など。
会場
■十和田市現代美術館
十和田市西二番町10-9
■十和田市民交流プラザ トワーレ
十和田市稲生町18−33
※十和田市現代美術館から徒歩10分
■十和田商工会議所 4階会議室
十和田市西二番町4-11
※十和田市現代美術館から徒歩3分
#( ハッシュタグ ) とは?
ソーシャルメディア(SNS)の投稿に含まれる、ハッシュマーク(#)で始まるキーワードのこと。ハッシュタグをクリックすると、同じハッシュタグ名で関連付けされた投稿記事をまとめて閲覧することができます。
作品受付期間
2017年1月2日(月)〜1月31日(火)
選考基準
十和田の「アートなもの」をみつけた、驚きや感動、 楽しさがとくに伝わるもの、オリジナリティに優れたもの。
※ご応募いただいた作品は厳正な審査をもって選定いたします。なお、審査に関するお問い合わせには一切お答えできませんのでご了承ください。
応募資格
プロ・アマ問わず、どなたでも応募することができます。
応募作品のご提出方法
1.十和田市内でアートを感じるものをみつけます。
風景、建築など「アートなもの」ならなんでもOKです。
2.スマートフォン、デジタルカメラなどで写真を撮影します。
3.専用のハッシュタグ「#ArtsTowada写真賞」を本文に入れてご自身のSNSアカウント(Facebook、instagram、Twitter)に
①写真 ②タイトル ③作品へのコメント(100文字以内)
をつけて投稿します。
4.事務局が専用のハッシュタグ「#ArtsTowada写真賞」で投稿された写真をSNSにてご紹介いたします。ぜひ、他の参加者の写真もご覧ください。
審査員賞
応募いただいた写真の中から審査員1人につき2作品を選定いたします。
審査員
飯沢 耕太郎 (写真評論家)
石川 直樹 (写真家)
岩木 登 (写真家)
細川 興一 (十和田市商店街連合会 会長)
小池 一子 (実行委員長、十和田市現代美術館 館長)
※敬称略、順不同
web展覧会(結果発表)
2月下旬
※2月27日(月)にweb展覧会を開催しました。
投稿時の注意点
実際の風景と異なるような過度の画像処理や、被写体に作為的な変更を加えることはご遠慮下さい。
写真撮影は、撮影可能な場所に限るものとします。
※美術館の場合 / 撮影可能エリア
館内:エントランス、無料休憩スペース
屋外:前庭、アート広場、ストリートファニチャー
投稿写真は第三者の権利を侵害していないものを投稿してください。
応募作品が第三者の肖像権、著作権、パブリシティ権その他の権利を侵害している状況、またはそのおそれがあることにより生じる一切の事項については、応募者がその費用と責任をもって対応していただくものとし、主催者は一切関与をいたしません。
送られた画像の解像度によっては、画像の再送付などをお願いする場合があります。
応募作品に関する著作権は応募者(撮影者)に帰属するものとし、応募者は作品を主催者が無償で利用する権利を許諾するものとします。
応募作品の掲載時に応募者のアカウント名の表示を行う場合があります。
開催日
1月21日(土)、1月22日(日)、2月4日(土)、2月5日(日)、2月11日(土)、3月4日(土)
時間
開催日により異なります。※「講座内容・スケジュール」にてご確認ください。
会場
市民交流プラザ「トワーレ」
定員
10名※申し込み先着順 ※定員満了となりました
受講料
無料
受講条件
18歳以上で簡単な日常英会話ができる方
お申込方法
受講を希望される方は、電話またはメールにてお申込み下さい。
メールにてお申込みの場合は、件名を「ボランティアガイド申込」とし、本文に氏名、年齢、勤務先または団体名、電話番号をご記入の上、info@towadaartcenter.com までお送りください。
電話: 0176-20-1127
※十和田市現代美術館 担当:鳴海、土井
締切
平成29年1月15日(日)まで
受講にあたって
■1回目のレッスンでは、十和田市在住の通訳案内士・三浦直子さんから、英語を勉強しようと思ったき
っかけや、通訳とはどんな職業なのか、またご自身の体験談などをお話しいただきます。まずは気軽にご
参加ください。
■全コースを通して受講されることをおすすめしますが、単コースを受講したい場合は、受講番号をお知
らせください。
■筆記道具(鉛筆、消しゴム)をご持参ください。
■屋外にて授業を行う場合がありますので、暖かい服装でご参加ください。
■講座内容が変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
講師プロフィール
Alex Peter Queen (アレックス・ピーター・クイーン)
1988 年、アメリカ・ネブラスカ州生まれ。13 歳でイースタン・ワシントン州立大学に入学。卒業後、大学院に進学し、17 歳で同大学最年少の非常勤講師として勤務。19 歳で外国青年招致事業の国内最年少参加者として青森県むつ市に赴任、語学指導を行う。その後、学校法人慶應義塾に勤務。2016 年に株式会社Queen & Co.を設立。翻訳・通訳事業を始め、デジタル資産管理やシステム開発、デジタルメディア(ウェブ・画像・映像)制作等、多岐に亘る事業を展開。
Michael Jason Warren(マイケル・ジェイソン・ウォーレン)
1984 年、アメリカ・ミネソタ州生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒業。2009 年にJET プログラムを介した英語教師として青森県五戸町に赴任。その後、学校法人慶應義塾に勤務。2013 年から五戸国際ミュージックフェスティバルの実行委員会副会長として企画・主催。2016 年にアレックス・クイーン氏と株式会社Queen & Co.を共同設立。十和田市現代美術館の広報を始め、国際芸術センター青森の英語翻訳、五戸国際ミュージックフェスティバルの主催等で青森県への支援に力を入れている。
十和田市現代美術館は、開館以来、まちにひらかれ、まちをひらく美術館として、積極的に地域との交流を行っています。2013年に開催した「十和田奥入瀬芸術祭」の次回開催にむけて、アーティストや地域の人々が活動する場をつくり、リサーチや制作を通じて交流することで、地域の課題を発掘し新しい視点や可能性を見出す地域実験の現場をつくり出していきます。
主催
十和田奥入瀬プロジェクト実行委員会
助成
平成27年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
共催
青い森のちいさな調査団
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審査員
飯沢耕太郎 (写真評論家)、大宮エリー (作家/演出家/画家)、細川興一 (十和田市商店街連合会 会長)、小笠原和夫 (十和田市商店街連合会 専務理事)、藤浩志 (実行委員長、十和田市現代美術館館長)
敬称略、順不同
応募期間
2016年3月4日(金)〜3月13日(日)
展示期間
2016年3月27日(日)〜3月31日(木)
2016年4月1日(金)〜5月15日(日)
投稿時の注意点
実際の風景と異なるような過度の画像処理や、被写体に作為的な変更を加えることはご遠慮下さい。 写真撮影は、各撮影可能エリアに限るものとします。
※ 美術館の場合/撮影可能エリア 館内:エントランス、無料休憩スペース 屋外:前庭、アート広場、ストリートファニチャー その他、注意点、イベント詳細はこちらでご紹介しています:
http://www.facebook.com/events/1555968424700944/
2015年11月14日
アーティスト山本修路といく 十和田湖畔《メープルの生える森》逍遥の旅
アーティスト山本修路は「森をつくる」をテーマに、森林生態学の観点や庭師として森や植物に対峙してきた経験から、その土地の森や植物を観察し、わたしたちの生活に不可欠な森をより深く感じるための作品を制作しています。
森の自然についてよく知る山本とともに、山本が冬の十和田湖畔で行っているメープルプロジェクト(イタヤカエデから樹液を採取する)の現場を訪れ、森と人との関係について考えるひと時を過ごしてみませんか。
体験ポイント
・十和田湖畔のメープル(イタヤカエデ)の森を散策。
・メープルを通じて、森の生態系について考えます。
・アーティストとコラボしたケーキ『実生の森』でティータイム。
2016年03月20日
アーティスト下道基行といく 十和田奥入瀬再考の旅
明治の文人 大町桂月は、十和田を訪れては山水を探勝し、歌や漢詩を詠み、紀行文を書き、土地や自然を独自の視点で編集した人物です。十和田湖の国立公園指定に尽力し、十和田湖観光の礎を築いたことでも知られています。そして、今年2月に十和田八幡平国立公園は指定80周年を迎えました。
本ツアーは、桂月が見た風景がどんなものだったかを学びながら、アーティスト下道基行とともに十和田奥入瀬をめぐり、この地を再考する試みです。
― 風景は自然と人々の生活が層のように積み重なって出来上がっている。まちはとても速いスピードでたくさんのモノや情報を消費して変化し続けている。 僕は幼い頃から、この目の前に広がる風景に視線を向け観察することに喜びを感じている。作品として生み出すものは、自分なりにこの世界/現実を正面から向き合い受け止め、まなざしを向け切り取ること。風景の中で「これは○○である」とカテゴリー化/モニュメント化されていない物や関係性を視覚化するための小さなスイッチをそっとオンにする。いつも目の前で移り変わる風景からたくさんの発見をしたいと感じている。
蔦温泉と桂月資料館
青森県内では世界遺産白神と二分する南八甲田連峰赤倉岳の東麓、ブナに囲まれた静観な場所に蔦温泉は有ります。 1147年には既に湯治小屋があったと文献に残るこの温泉を明治、大正期の文豪、大町桂月(高知出身)がこよなく愛し、晩年は本籍を移し、終焉の地としました。十和田・奥入瀬を現在のように知らしめた功績を伝える事を目的として2015年6月、氏の命日に桂月資料館を開館しました。漢詩文はもちろんのこと家族に宛てたものまでが展示紹介され、桂月の人となりが垣間見れる資料館です。
※タオルをご用意ください。現地にてタオル販売250円、レンタルバスタオル500円あり。ボディーソープ、シャンプーは設置しております。
大町桂月(おおまち・けいげつ)
1872年(明治2年) 高知県生まれ。詩人、歌人、随筆家。明治41年に鳥谷部(とやべ)春(しゅん)汀(てい)(五戸町出身)の誘いにより十和田湖を訪れ、その雄大さや自然の美しさに感動し、雑誌「太陽」に紀行文を掲載。以来、何度も来県し、蔦温泉では2度の冬篭りをして、戯画と歌の「蔦温泉帖(つたおんせんちょう)」「冬籠帖(ふゆごもりちょう)」などを執筆。晩年は蔦に本籍を移し、大正14年6月蔦で永眠。享年57歳。
2016年03月26日
アーティスト安斉将といく ウマジンで馬のまち十和田をヒヒーンとめぐる旅
ウマジンをかぶればみんな友達!見た目の異様さ、可笑しさ、かぶった時の恥ずかしさはその場に大きな高揚感と連帯感を生み、これまで見えていなかった街、人間関係、自分を発見することができます。2014年グッドデザイン賞を受賞した、人と地域をつなぐコミュニケーションツール「ウマジン」を制作後、馬のまち十和田の馬スポットをめぐるツアーです。
馬と十和田のはなし
古くから馬の産地として知られてきた青森県。とりわけこの地域は名馬の産地として名高く、藩政時代には馬市がひらかれ大変な賑わいをみせました。また明治時代には軍馬補充部が開設され、昭和20年の解体まで膨大な数の軍馬が育成されました。馬と深くかかわりがある土地柄、馬をモチーフにした彫刻やモニュメントが官庁街通りに点在。また全国でも珍しい馬の文化資料館や春には女性だけの流鏑馬が開催されるなど馬文化がまちに根付いています。
※「青森・十和田 アートな旅 〜純朴編〜」のフライヤーダウンロードはこちら(PDFファイル)。
十和田市現代美術館は、2008年の開館以来、まちにひらかれ、まちをひらく美術館として、積極的に地域との交流を行っています。昨年開催し、好評を得ました「十和田奥入瀬芸術祭」の次回開催にむけて、アーティストや地域の人々が活動する場をつくり、リサーチや制作を通じて交流することで、地域の課題を発掘し、読み込み、新しい視点や可能性を見出す地域実験の現場をつくり出していきます。
主催
十和田奥入瀬プロジェクト実行委員会(十和田市現代美術館、十和田市、一般財団法人十和田湖ふるさと活性化公社、社団法人十和田市観光協会)
助成
文化庁平成26年度文化芸術振興費補助金(地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業)
2014年07月27日
アーティスト守章といく奥入瀬・口笛散歩の旅
渓流のせせらぎや鳥のさえずりとともに口笛を奏でてみませんか。緑美しい奥入瀬渓流のほとりで口笛を遠くに響かせます。口笛ワークショップの後は、奥入瀬渓流をゆっくり歩くランブリングを行います。奥入瀬の美しい自然を満喫できるツアーです。
2014年08月10日
アーティスト山本修路といく八甲田山麓《蒼星の森》で森の生命をみつける旅
アーティスト山本修路は「森をつくる」をテーマに、森林生態学の観点や庭師として森や植物に対峙してきた経験から、その土地の森や植物を観察し、わたしたちの生活に不可欠な森をより深く感じるための作品を制作しています。森の自然についてよく知る山本とともに、八甲田山麓で森の生命である「実生(みしょう)」(発芽したばかりの木の赤ちゃん)を探すことで森の生態系について考えるひと時を過ごしてみませんか。
2014年08月23日
再考・岡本太郎。岡本太郎と奥入瀬で対峙する旅
奥入瀬の自然のなかで、岡本太郎と対峙し、その創作の源泉を探ってみませんか。
渓流のほとりに建つ唯一のホテル、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルには、日本を代表するアーティスト岡本太郎による巨大な暖炉の作品2点と色鮮やかな緞帳が実際に使用されながら展示されています。暖炉のひとつ「河神」は岡本太郎の遺作でもあり、彼の奥入瀬への深い愛情を感じ取ることができます。
2014年09月27日
写真家岩木登と日本一のブナの巨木「森の神」に出会う旅
十和田湖から奥入瀬渓流に向かって降りる山地の中腹に、古くから「森の神」として崇められてきたブナの巨木があります。幹周り約6mと日本一を誇り、樹高は約30m。三本に分かれた木には神が宿るという言い伝えがあったため伐採を逃れたとされています。
十和田の深い森を知り尽くす岩木とともに山の中を歩き、「森の神」の写真を撮るスペシャルな体験はいかがでしょうか。撮影後は焼山(やけやま)地区にある岩木手づくりのスタジオとギャラリーでたき火を起こし、コーヒーや軽食とともに十和田の自然について語らいます。
2014月10月12日
トワバス ~まことクラヴ+逆鱗さんと行く 奇想天外バスツアー!~
謎の一行が美術館など、行く先々で待ち構えてはパフォーマンスを繰り広げるダンス・バスツアー!街中を劇場化しダンスその他で賑やかす『まことクラヴ』 と現役女子大生舞踊戦隊『逆鱗フェザータッチ』が不思議なバスの旅へご案内します。
ツアーバスは、アートが棲む《十和田市現代美術館》を出発し皆さんをどこへ誘うのでしょうか?道中、車内に至るまで何が起こるか分からない奇想天外バスツアー。発車したが最後、あなたはもう元の日常へは戻れない!?
2014年11月02日
消えゆく昔の暮らしを体験し「物にこめられた思い」をうけとる旅
青森の民俗民芸研究家、田中忠三郎が生涯をかけて追い求めた古民具や衣装が活(い)きていた時代。東北の自然とともにあった、質素ながらも思いやりあふれる昔の暮らしを五感で味わい、体験し、彼らの「思い」をうけとります。そこには今を生き抜く上で大切な“なにか”が込められています。本ツアーは秋の企画展《田中忠三郎が伝える精神》[会期:11月1日(土)〜2月15日(日)] の関連企画です。
2014年07月15日
-11月03日
特別展《そらいろユートピア》にて、美術館カフェに作品を展示した中崎透のまちなか作品。中央商店街(中央デパート)内に、発注されたさまざまな看板が並んでいます。
アーティスト
中崎 透
1976年生まれ。現在、茨城県水戸市を拠点として活動している。看板をモチーフとした作品をはじめ、ドローイング、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式をあまり特定せず制作を展開している。2006年末よりアーティストユニット「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より水戸市内にてオルタナティブスペース「遊戯室(中崎透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。
部活動第1回目
大友良英部長の「音楽部」を立ち上げます!部活動の参加費は無料。子どもからお年寄りまで、誰でも参加できます。踊りと演奏を覚えて、フェスティバルをもっと楽しもう!
日時: 2014年06月21日 14:00 – 17:00
場所:美術館 休憩スペース(遅くとも5分前までにはお集りください。)
持参物:楽器(もしくは音の出るものであれば可)
*楽器が弾けない人も大歓迎!あまりにも大きなもの、セッティングに時間のかかるものは事前にご相談ください。
*ご不明な点は美術館にお問い合わせください。
* 部員の方はできるだけすべての部活動(8月20日(水)、8月21日(木)、9月22日(月)予定)とフェスティバルTOWADA!にご参加くださいますようお願いします。
部活動第2回目
部活動第2回目は8月20日(水)と8月21日(木)!!
今度は音楽部&美術部(ワークショップ)があるよ!
子供から大人までみんなで演奏して、おどって、うたって、つくってフェスティバルをもっともっと楽しもう!
音楽部部長 大友良英 副部長 桜田マコト
美術部部長 奈良美智 副部長 中崎透
顧問 藤浩志
音楽部
日時:8月20日18:00~20:00、21日14:00~16:00
会場:屋外イベントスペース
持参物:楽器(もしくは音の出るものであれば可)
*楽器が弾けない人も大歓迎!あまりにも大きなもの、セッティングに時間のかかるものは事前にご相談ください。
*どちらか1日の参加でもOKです。
美術部
日時:8月20日12:00~20:00、21日12:00~17:00
会場:市民活動スペース
*時間内は断続的にワークショップを行っていますので、ご自由に参加いただけます。
*音楽部と美術部、両方への入部もOKです。
料金:無料
オープニングパフォーマンス
大友良英「オーケストラ 青い森!」復活! 昨年度開催した《青い森の ちいさな 音楽会》で好評を博した「オーケストラ 青い森!」が今宵復活。楽器を持ち寄り集団即興オーケストラを結成します。簡単なルールと指揮者の指示に従って、思い思いの音を奏で、アンサンブルをつくっていきます。
日時:2014年09月23日
集合時間:15:50(*16:00演奏開始)
持ち物:持ち運び可能な楽器や音の鳴るもの。
参加条件:演奏の上手・下手は問いません。初心者の方の音楽の授業が苦手な方もだれでも楽しめます。
対象:小学生以上の方(小学生以下は保護者同伴)
アーティストの増田拓史が十和田に滞在し、ふるさとの味や記憶に残っている料理など家庭料理のリサーチを通して、現在の十和田の人々の姿や記憶、そしてこの街の地域文化をみつめなおし、地域の方々と作品制作のプロセスを共有しながら、この場所でしか構想しえない作品を制作していきます。
アーティスト
増田拓史
アーティスト。1982年生まれ。近年では日常の家庭料理にフォーカスをあて、個々人の出自や地域性を再発見し後世に伝える食堂プロジェクトを展開している。近年のシリーズ作として、2014年「大館食堂/大館・北秋田芸術祭」2013〜2014年「前橋食堂/アーツ前橋」、など。
※webサイト http://www.hiromasuda.com/
概要
14-54にて、アーティスト・津田翔平による展覧会「ACTIVE IMAGINATIONS」を開催します。
津田はこれまで、実験的な建築プロジェクトをはじめ、独自の視点で地域性を読み解いたインスタレーション作品や、音楽家のCDジャケットデザイン、ノイズレーベルの運営、ワークショップなど、幅広いジャンルで活動してきました。
本展示会場14-54にあるライブラリースペースのシンボルとなっている本棚は、昨年度開催されたワークショップで津田と中高生たちが制作したものです。
「ACTIVE IMAGINATIONS」という本展のタイトルは、心理学者のカール・グスタフ・ユング(C.G.Jung, 1875-1961)が創始した分析心理学の臨床技法の一つ、アクティブ・イマジネーション(意識領域から無意識領域を能動的に探索する方法)からきています。
本展は、作家が十和田市に滞在期間中に様々なメディアを通して意識/無意識を反復し、想像を繰り返して生まれた新作のみで構成された空間となります。ここでの体験は、私たちが普段何気なく行っている「想像する行為」の可能性を広げることでしょう。
オープンスタジオとして、2月13日から2月15日までの3日間は作家の制作風景を一般公開します。
また会期中に開催するワークショップでは、本展に関連した作品づくりを体験できます。
皆さま、ぜひご参加ください。
津田翔平|Shohei Tsuda
1986年東京都生まれ/茨城県在住。
美術家、グラフィックデザイナー、ノイズレーベルUNNOISELESS主宰。空間における個人の存在を探究する実験や、既にそこに在る事象を志向/拡張することで意識と無意識を反転させる作家。多次元空間を紡ぎ出すかの様に制作された作品群には、一貫して解体/測量/再構築といわれる建築的要素が含まれている。表現方法は建築・インスタレーション・絵画・彫刻・映像・音楽・ライブパフォーマンス・グラフィックデザイン・ノイズ音源のリリースなど多岐にわたる。
www.shoheitsuda.net
概要
焼山と十和田市現代美術館をアートでむすぶ。八戸在中のアーティスト池田拓馬の新作を含む作品を、焼山のうつりゆく季節とともにご鑑賞ください。
アーティスト池田拓馬からのメッセージ
触れることのできないイメージや時間の一端を液晶モニターやプロジェクターなどの映像機器を用い、切り取り表現する。絵画の持つ印象や映像の持つ再現性はときに、実体があるかのように感じることがある。表現によって伝わるイメージやある感触、古い建物や道具に刻まれた人々の営みによる痕跡まで、その実体から発せられる実体のない空虚な触感そのものに触れるような視覚表現を行いたい。
会期
2016年10月22日(土)〜 11月6日(日)
(十和田市現代美術館 市民活動スペースは11月3日まで)
会場
奥入瀬渓流館 レクチャールーム
十和田市現代美術館 市民活動スペース
開館時間
9時〜16時30分
※十和田市現代美術館 市民活動スペースは17時まで開館
観覧料
無料
はじめに
十和田市現代美術館開館5周年を記念し、美術館を中心とした市街地と豊かな自然を有する奥入瀬(おいらせ)・十和田湖を舞台に「時」をテーマに、展覧会、ものがたり集の発行、ゼミナールの開催を3つの柱とした十和田奥入瀬芸術祭を開催します。 2011年3月11日に端を発する震災は、わたしたちの「時」の感覚を揺るがしました。「千年に一度」といわれる地震は、この「数百年に作られた」人間の世界に大きな衝撃を与えました。一方、ここ、奥入瀬・十和田湖には「数万年かけて」形づくられた複雑で多様な生態系があります。 芸術は、古くローマ時代には「テクネー」といわれました。この元来「術」を意味する芸術をとおして、さまざまな「時」を十和田奥入瀬に展開し、わたしたちの時代と芸術の関係、そしてこれからの可能性を提示します。
詳しくは、十和田奥入瀬芸術際の特設サイトを御覧ください。
ディレクターからのメッセージ
雄大な自然に抱かれながら、アートの時間を体験しよう
時そのものに価値がある。様々な困難を超えて生きてきたその時の蓄積に意味がある。時は様々な自然を、物質を、人を、まちを熟成し、醸し、変化させる。その永遠と続く時の途上に僕らはいる。しかし、どのような質の時にいるのか。それを自覚し、コントロールすることは難しい。何かがつくられようと変化に向かう時は、希望や期待に満ちていて素晴らしい。その時に関わることができれば生きる事の意味が変化する。しかし、強い圧力によって時をコントロールされ、束縛され、自分の意志とは違う時を過ごすことは、絶望でもあり苦痛でもある。日本社会において、自分の時の質に向き合う感性を身につける機会は、ほとんど奪い取られてきたのかもしれない。大量消費、貨幣経済の成長を強いられた社会構造の中ではそのような感性は社会悪だったのだろうか。しかしそれでも、さらに超えて生き、その時を価値あるものへと変化させなければならない。これまで社会的に価値を認められていなかった意識の中に、次の時代を超えて生きるための多くの可能性が潜んでいる。そんなことを深め考えようとしている人々の態度と出会ってほしい。そんな芸術祭であればいい。
藤 浩志 十和田奥入瀬芸術祭 アーティスティック・ディレクター
会期
2013年9月21日(土)- 11月24日(日)
*十和田市現代美術館および水産保養所は月曜日休場(月曜が祝日の場合はその翌日)、旧笠石家住宅は火曜日休場、ほか無休
会場
十和田市現代美術館、旧笠石家住宅(国指定重要文化財)、水産保養所(旧 湯治の宿おいらせ)、奥入瀬インフォメーション hakocco.(ハコッコ)、渓流の駅おいらせ、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル、奥入瀬渓流館、十和田湖遊覧船(子ノ口・休屋)ほか
*会期中は主要な会場をめぐるシャトルバスを運行します。運行日、運行ルートはウェブサイト等でご確認ください。
*会場ごとに開場時間が異なります。詳細はウェブサイト等でご確認ください。
入場料
パスポート 2000円(20名以上の団体は200円引き)、高校生以下無料
*パスポートで十和田市現代美術館常設展示室もご覧いただくことができます。
*十和田市現代美術館会場(常設展示室含む)のみの入場料は1000円(20名以上の団体は100円引き)。
*十和田湖遊覧船は乗船料が別途必要です。
前売り 1800円 ローソンチケット Lコード:23793
(8月25日から9月21日までの販売)
主催
十和田奥入瀬芸術祭2013実行委員会(十和田市現代美術館、一般財団法人十和田湖ふるさと活性化公社、一般財団法人自然公園財団十和田支部、社団法人十和田湖国立公園協会、社団法人十和田市観光協会、奥入瀬温泉活性化協議会、十和田市)
協賛
Shiseido
後援
十和田奥入瀬芸術祭2013実行委員会(十和田市現代美術館、一般財団法人十和田湖ふるさと活性化公社、一般財団法人自然公園財団十和田支部、社団法人十和田湖国立公園協会、社団法人十和田市観光協会、奥入瀬温泉活性化協議会、十和田市)
協力
アビリタス ホスピタリティ株式会社、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル、十和田湖観光汽船株式会社、十和田観光電鉄株式会社、株式会社東芝、ジャパンマテリアル株式会社、有限会社ルフトツーク、本宮デザイン研究所、青森公立大学 国際芸術センター青森、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
Arts Cube 奥入瀬
市有数の景勝地である奥入瀬地区にある、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルの協力のもと、ホテル内に美術館の展示室をキューブにみたてた展示空間「Arts Cube 奥入瀬」を設け、広域的な魅力の発信、そしてアートと地域の新しい関わりを模索します。
Arts Cube プロジェクト
十和田市現代美術館の特徴は、個々の展示室を「アートのための家」として独立させ、敷地内に建物を分散して配置し、それらをガラスの廊下でつなげていることです。
各展示室を独立配置させることで、それぞれのアート作品にあわせて建築空間をつくることができ、両者がより密接な関係を結ぶことができると同時に展示室は将来的に増殖し、地域のいたるところで展開していく高い拡張性と柔軟性をもっています。
美術館の展示室をキューブにみたて、地域へと展開し、十和田をアートの街として印象づける「Arts Cube プロジェクト」を2012年8月7日からスタートしました。
「Arts Cube」と題されるこのプロジェクトは、若手アーティストの育成も視野に入れ、継続的な取り組みとして行います。