おかげさまで超訳びじゅつの学校の一学期(?)が無事終了し、会場の撤去が終わりました。冬から春にかけて、現代美術館の中にできたびじゅつの学校。
たくさんの部員さんたちが来校し、楽しみながら作品に向かい、新たな出会いが生まれ、部同士の交流も活発に行われていました。2ヶ月間、みなさま、ありがとうございました!
おや、ドローイングだけになった会場を、照れくさそうにあたまを掻きながら出ていくのは藤森八十郎校長ではありませんか。
改めて学校が終わってから、藤副館長が撮影した藤森八十郎校長の「イメージはどこからくるのか」レクチャー動画をみると、最初とは違った感じ方、捉え方をすることができるかもしれませんね。
さて、14日(日)は最終日ということで、朝からたくさんの部員さんがいらしてくださいました。
あさ一番で、まちなか探検のため、リュックと水筒を持って元気よく来てくれたちいさな部員さんたち。
商工会議所前にあるストリートファニチャーが、「おばさん(“スタンディング・ウーマン” ロン・ミュエク)のまくらかもしれない!」と教えてくれたので、いっしょに街なか取材&編集部へ。ポストイットに書いてみんなにお知らせです。
そして、元気にまちへ探検に出掛けて行きました!
青い森のちいさなびじゅつ部の及川さとみさんが、はるばる遊びにきてくれました。
部長の奈良美智さんや部員さん、マネージャーさんや、十和田の街の方々と過ごした貴重な時間はいまも現在進行形で繋がっています。
ペットボトルのお馬さんに花を飾り、作品をつくっていきます。5周年特別記念展「flowers」のため貴重な作品を残してくださいました。及川さん、ありがとうございます。
樹木部は、13日に引き続き、課外活動。
山本修路部長が薪ストーブで絶品カレーをつくります。
そこに、中利さんのできたてのハムと、私がこの場でスモークしたベーコン、生徒会Kさんが焼いてきてくれたパンが加わり、はやくも打ち上げの様相です。
薪をくべながら、皆でストーブを囲む。こういう時間、もっと欲しいですね。
そこへやってきた藤副館長。flowers仕様のUmaginで宴に参加します。
ものがたり部からは、部長の戌井さんのような将来有望な作家さんたちが誕生しましたよ!
「night meea」そして「night meea 〜 侵世界」を世に送り出した松本くん。
「タコ人間について」を連作した、外和くん。
二人には、生徒会のKさんがPhotoshopを駆使して制作した表紙がかけられ、記念に贈呈させていただきました。
40年ほど前に地元中学校の生徒たちが使った机。だれに言われるでもなく原稿用紙を手に着席し、熱心に鉛筆を走らせる部員さんたちの姿には、毎回感動させられました。
わら部&枝部部長の中利さん、変音同好会のちゃかぽこえみ〜ご部長、周辺部部長の山本さん、三週連続で東京からいらしてくださった○→□部部長の河上さん、水野さんバルーンねじり部のみなさん、Umagin部部長の蛯沢さん、おらほのラジオ部部長の打越さんなど、多くの部長さんが最終日に学校へ来てくださいました。
賑やかに慌ただしく一日が過ぎ、おかげさまで企画展示室内の活動を無事に終えることができました。
部活動だけでなく、ブログでの情報発信にもご協力いただいた各部長さま、部員のみなさま、企画立ち上げから深く関わってくださった関係者のみなさま、口コミで広げてくださったみなさま、すべての方々へ藤森八十郎校長に代わり、改めて御礼申し上げます。
そして、17時からは米澤家具センター2階の会場でおおおどる部による「おおおどるオペラッタ」が開催されました。
撤収準備などで本編をほとんど見逃したのが悔やまれますが、超満員になった会場のようすと、第二部に余韻が残る熱いステージと歓声が、舞台の成功を物語っていました。
詳しくは、タムラ部長がおおおどる部ページで紹介してくださいました。
なお、部長さんたちから寄せられた感想も近日中にアップします。
PS.番外編の部活である生徒会の私たちから、いままでにないびじゅつの学校を経験した感想です。
生徒会 K
今まで一度も見たことのない美術館でした。
勿論、美術館は展示内容が変わるたびに初めての出会いがあるのですが、この「びじゅつの学校」は全く別もの。
毎日作品が増え、展示空間が変化していき、何度も展示を見ているのに飽きることがありませんでした。そのおかげで仕事も楽しくこなすことができました。
このような貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
生徒会Y
Beauty=心を動かすものごと、という意味があるそうです。
この学校には、いつも心が動かされる、心が揺さぶられる時間が流れていました。
超訳びじゅつの学校、最高!!
生徒会S.T.
本来作品を鑑賞する場所である美術館に現れた超訳びじゅつの学校。
たくさんの部員さんたちが目を輝かせ、活動する姿に、“アート”でなく“美術”でなく、ここ青森県十和田市だからこそ発信できる“びじゅつ”の楽しさや真髄をみたような気がします。
びじゅつの学校を経験した部員さんたちは、心を揺さぶる時間の作り方や楽しさを知ったことでしょう。
みなさまの中に生まれたびじゅつの種。それぞれの場所に持ち帰り、大きな花を咲かせていただけると嬉しいですね。
私たちもかけがえのない時間をいっしょに過ごすことができました。ありがとうございました。
またいつか、お会いしましょう。
生徒会S.T.記