三途の川

オノ・ヨーコ


作品について

 戦後のアート界において国内外を問わず最も重要なアーティストのひとりとして評価されるオノ・ヨーコ。その活動の幅は、従来の価値観にとらわれることなく、アート、音楽、パフォーマンス、映像と多岐にわたり、ジョン・レノンをはじめ、多くの人々に影響を与えてきました。
 十和田で、オノは代表作である《念願の木》を展示しています。これは1996年から各地で行ってきた平和を祈願するプロジェクトで、観客が自分の願いごとを白い短冊に書き、木に吊るしていくという参加型の作品です。願いごとを吊るす木には、オノにとって初期から重要な作品モチーフであり、青森の地域性も考慮したリンゴの木が選ばれました。短冊は、一年に一度オノのもとに届けられ、アイスランドのレイキャビクにつくられた世界平和を祈念するモニュメント《イマジン・ピース・タワー》の台座におさめられます。
 中庭全体を使ったインスタレーションには、さらに玉石を川に見立てた作品《三途の川》や、京都の古寺から寄贈された鐘を用いた、実際に鳴らすことのできる《平和の鐘》も展示されており、従来の作品をさらに深化させた、十和田ならではの作品となっています。


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