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〈「地域アート」はどこにある?〉プロジェクト
クロストーク 2日目

2018年11月4日(日) 13:00 - 15:00

イベントについて

「地域アート」の射程を改めて問い直すプロジェクトが十和田で始まる!
第一弾として、二日間に渡るトークイベントを開催します。

「地域アート」とは、評論家の藤田直哉氏が2014年に発表した論考の中で、近年、多数開かれている地域名を冠した芸術祭等の美術イベントを指す言葉として提示されました。その言葉に誘発されるように「地域アート」やそれにまつわる問題について多数発言がなされ、一つの現象をつくりあげています。「地域アート」という言葉が、いろいろな立場から、賛否両論合わせて語られたことは、この領域に関わる当事者の多さを物語っています。
加えて「地域」という言葉には、住民やコミュニティ、自治体、事業体、そこに湧き起こる個人的な感情までもが含まれ、それを抱く「地域アート」という概念が、拡大解釈されながら語られているのではないかと考えます。「地域アート」と呼ばれる活動の形態も、国際芸術祭、地方芸術祭、アートプロジェクト、地方美術館のプロジェクト、ソーシャリー・エンゲージド・アート、サポーター活動、地域活性など、少しずつ重なりあいながら、異なる性質を持っています。それぞれ独立した成り立ちや様相を持つ概念を丁寧にすくい上げ、その意義、成果、可能性、問題点を洗い出すことによって、すべてがまとまって認知される現状に楔を打ち込むことが、本プロジェクトの目指すところです。
「地域アート」が語ろうとしていたものは何か。そして、その何かを「地域アート」と呼ぶべきなのか。「地域アート」と呼ばれる事象について、もう一度話をしてみたいと思います。
このトークを皮切りに、展覧会、様々な論者の文章をまとめたカタログ発行と続きます。

トークイベント2日目は、土地・社会・人々についての深い考察に基づき制作してきたアーティストたちが、自身の活動を紹介し、モデレーターとの対話を通してその意義を掘り下げます。

概要

名称

〈「地域アート」はどこにある?〉プロジェクト クロストーク 2日目

会期・日時

2018年11月4日(日) 13:00 - 15:00

会場

上北地方教育会館(青森県十和田市西三番町4-10)

料金

無料

定員

80名(事前申込み優先)

登壇者

藤井 光(アーティスト/映像作家)
目【mé】:荒神 明香、南川 憲二(現代芸術活動チーム)
星野 太(美学/表象文化論)[ファシリテーター]

お申込み

電話、FAXまたはE-mailよりお申し込みください。
十和田市現代美術館
電話 0176-20-1127
FAX 0176-20-1138 E-mail info@towadaartcenter.com
メールの件名にイベント名、本文に氏名・電話番号・人数を明記の上、お申し込みください。
当館からの返信をもって予約完了となります。

登壇者プロフィール

藤井 光(ふじい・ひかる)

アーティスト/映像作家。
1976年生まれ。
歴史的事象を再演するリエナクトメントの手法を用い、ワークショップ参加者とともに社会の不可視な領域を構造的に批評する試みを行っている。パリ第8大学美学・芸術第三期博士課程DEA卒業。近年では、『爆撃の記録』(東京都現代美術館「MOTアニュアル 2016 キセイノセイキ」展)、『南蛮絵図』(国立国際美術館「「トラベラー まだ見ぬ地を踏むために」展)、『第一の事実』(森美術館「カタストロフと美術のちから」展)、日産アートアワード2017でグランプリとなった『日本人を演じる』など。

目【mé】:荒神 明香(こうじん・はるか)、南川 憲二(みなみかわ・けんじ)

現代芸術活動チーム。
果てしなく不確かな現実世界を、私たちの実感に引き寄せようとする作品を展開している。手法やジャンルにはこだわらず、展示空間や観客を含めた状況、導線を重視。創作方法は、現在の中心メンバー(アーティスト荒神明香、ディレクター南川憲二、インストーラー増井宏文)の個々の特徴を活かしたチーム・クリエイションに取り組み、発想、判断、実現における連携の精度や、精神的な創作意識の共有を高め
る関係を模索しながら活動している。

星野 太(ほしの・ふとし)

1983年生まれ。
専攻は美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、金沢美術工芸大学講師。著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、共著に『コンテンポラリー・アート・セオリー』(イオスアートブックス、2013年)、共訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(人文書院、2016年)など。