過去のイベント
2019年4月5日(金) 18:00 - 4月14日(日) 15:00
十和田市現代美術館は、この地の文化施設として、地域と関わるプロジェクトを展開しています。2019年 4月からは、企画展「ウソから出た、まこと」と関連し、アートを通して人々が交流する人材育成プログラム(アートによる地域交流プロジェクト人材育成研修)を実施します。 これは、美術館から地域に広がって展開するアーティストのプロジェクト運営に、参加者が主体的に携わる実践型のプログラムです。 講師に、国内外各地で人々と関わる実験的なプロジェクトを行い、現在はインドネシアを拠点に活動しているアーティスト北澤潤氏を迎えます。十和田市現代美術館に異国の乗り物が集まるターミナルをつくるプロジェクト「LOST TERMINAL」の運営とその経験を深めるためのレクチャー、そして参加者が主体的に活動するグループワークを軸に、約5ヶ月にわたって行うプロジェクトです。
まちやアートに興味がある方、学びながら一緒にプロジェクトを展開しませんか?
●「LOST TERMINAL 説明会」
日時:4月5日(金) 18:00〜
北澤潤による、これまでの作品についてのプレゼンと新作プロジェクト LOST TERMINAL についての説明会を実施します。地域とアートの関係性とはなんなのか?世界で活躍するアーティストと、これからの地域やアートの関係性、 それにとどまらない様々な表現について考えていきませんか?
●研修①「地域でつくる ‒ LOST TERMINAL を企ててみる 」
日時:4月6日(土) 15:00〜
LOST TERMINAL は、アーティストだけでなく、関わる全ての人がつくり続ける作品です。どんな作品になるのか、どのように進化していくのか、どのように「まち」と関係していくのか。北澤潤と一緒に考え、企てませんか?アートを通じて、十和田のこれからを、ぜひ一緒に考えましょう。
●研修②「地域に機能する ‒ LOST TERMINAL を運営してみる 」
日時:4月7日(日) 15:00〜
アートに限らず、考えたこと、思いついたことを地域に「機能」させるということはどういうことなのでしょうか。何をもって、「機能する」ことになるのだろう?「LOST TERMINAL」の運営を実践してみながら、考えたことを実現し、共に学びませんか?十和田のこれからを、ぜひ一緒に考えましょう。
●研修③「地域がつかう ‒ LOST TERMINAL を発展させてみる 」
日時:4月14日(日) 15:00〜
ここから、グループに分かれて、「まち」と関わることを実際に実現させることを目指していきます。主体的に動いていくことで見えてくることを、グループでフィードバックして、さらに深めていきます。
※5 月以降の活動について
各月2回のグループワーク参加と運営実践のほかに、トークイベントの聴講を組み合わせた充実の内容です!
・グループワーク:各月2回、土日祝日を中心に行います。(日程は、集まった参加者と4月に相談のうえ確定)
・「LOST TERMINAL」運営実践:参加者の活動できる日程で調整いただけます。
・企画展「ウソから出た、まこと」で開催するトークに優先的に参加いただきます。(詳細は、イベントページをご参照ください)
名称
会期・日時
会場
十和田市現代美術館 休憩スペース(カフェ)
対象
「LOST TERMINAL(ロストターミナル)」のプロジェクトの運営や活動に参加しながら、アーティスト・美術館 スタッフと一緒に、レクチャーやグループワークを行います。以下のような参加者を募集します。
●「地域」をベースに活動をしている方
●アートに興味があり、地域との関わりを実践してみたい方
●アートってよくわからないと思っている方
●地域と関わる活動と十和田市現代美術館の取り組みに興味を持ち、積極的に人と関わりながらプロジェクトを共 につくる意欲のある方
●4 月~9 月の約 5 ヶ月間、各月 2 日程度参加できる方 ( 月 1 回でも可能です )
料金
無料
主催
十和田市現代美術館、十和田市
お申込み
電話、FAXまたはE-mailよりお申し込みください。
十和田市現代美術館
電話 0176-20-1127
FAX 0176-20-1138 E-mail info@towadaartcenter.com
メールの件名にイベント名、本文に、氏名・電話番号・参加ご希望日(4/5、6、7、14)、人数を明記の上、お申し込みください。
当館からの返信をもって予約完了となります。
《LOST TERMINAL(ロストターミナル)》とは、アーティストの北澤潤が日本とアジア各国を行き来する なかでの気づきと、十和田市でのリサーチを経て構想したプロジェクトです。このプロジェクトでは、東南 アジアの島嶼国インドネシアの街なかを走る乗り物を、現地の職人たちと新たに制作し、それを十和田市に 持ち込み、美術館を訪れた人や市民が街なかで実際につかえる状況を生み出していきます。かつて日本にも あった移動の光景や十和田の馬産地としての歴史、さらにはインドネシアにおいても変わりゆく路上の風景、 2つのかけ離れた土地の「失われた / 失われつつある」日常を時間や空間を超えて実社会に描きなおしてい きます。