十和田市現代美術館パートナーズ
美術館を通じてアートの世界を楽しんでいただけるようご用意した、メンバーシップ・プログラムです。現代アートの鑑賞にとどまらず、アーティストやキュレーター、メンバーのみなさまとの交流プログラムを介し、アートへの理解や関心を深めていただく機会を設けています。
また、TAPSメンバーのみなさまのご支援により、子どもから大人までを対象に「教育」をベースとしたプログラムを実施しています。美術館は、いろいろな国のアーティスト・作品を通し、考えをめぐらせたり談論しながら、多彩なつながりを築くコミュニケーションの場とも言えます。目まぐるしく変化する現代社会では、柔軟に向き合う力や幅広い表現力を身につけることが必要です。TAPSで取り組む教育プログラムが、多様な感覚や表現、文化、歴史などをつなぐ架け橋になると感じています。
今後もみなさまのご支援で、すべての世代に向けたプログラムやイベントを開催し、生活や人生に関わる対話を生み出すことにより、地域と共に生きる美術館を目指します。
<美術館教育普及活動支援事業>
子どもから大人までを対象に、アートを活用した「ラーニングプログラム」を支援・実施しました。
【子ども用鑑賞シート完成】
昨年度の十和田地区保育研究会・十和田市私立幼稚園協会合同研修から手がけた、子どもたちにより作品鑑賞を楽しんでもらうための補足ツール、子ども用鑑賞シート「び(っくり)じ(っくり)ゆ(っくり)つ(いつい)かん(がえちゃう)BOOK」が完成しました。
完成後は各園の先生方が集まり、実際に園児を対象とした鑑賞ツアーを実施しました。
子ども用鑑賞シートはこちら。※鑑賞時にご活用ください。商業利用はご遠慮ください。
このシートは平成30年度、十和田市内の保育園・幼稚園の先生方と行った合同研修(鑑賞をテーマとした、3回の研修・有志の先生方、美術館サポーターとの数回にわたるディスカッション)を元に作成しました。
■協力:十和田地区保育研究会 / 十和田市私立幼稚園協会 ■制作:十和田市現代美術館パートナーズTAPS / 十和田市現代美術館 ■デザイン:高橋一典 ■2019年4月発行
【がっこう⇔ゲンビ おでかけバス】
市内小中学校の児童・生徒を対象に、当会が用意した無料バスでご来館いただき、作品鑑賞、および創作ワークショップを体験するプログラムを行いました。
「美術館を巡ってアートを着よう!」をテーマに、常設展の作品を鑑賞し、作品からイメージした絵を描いたり、テープを貼ったりして、透明のレインコートを使った作品を完成させ、ファッションショーを行いました。
【十和田地区保育研究会・十和田市私立幼稚園協会合同研修】
昨年に引き続き、十和田地区保育研究会・十和田市私立幼稚園協会と協力して、美術館を活用した合同研修を実施しました。
「幼児教育」と「鑑賞」をテーマに、3日間の研修を行い、約30名が学びを共有しました。
今回は、美術館常設展に使用する子ども用鑑賞シート「び(っくり)じ(っくり)ゆ(っくり)つ(いつい)かん(がえちゃう)BOOK」を元に、子どもたちとどのように作品を鑑賞し美術館を楽しめば良いか、実践を踏まえて意見交換を行いました。
■1日目:2月3日(月)14:00-16:00
常設展示「スタンディング・ウーマン」をテーマに、対話型鑑賞・スケッチ鑑賞・からだ鑑賞の3種類の鑑賞方法を体感することで、それぞれ複数の解釈が同時に存在し、それと向き合うことの面白さへの気づきを促す。最後には2グループに分かれ、チーム全員で作品のイメージを体全体で表現しました。
講師:佐藤 悠
1985年 三重県生まれ。
東京芸術大学大学院先端芸術表現博士課程修了。
「伝える」ことをテーマに、発話、対話を伴う表現を行なっている。
主な活動に1枚の紙に絵を書きながらその場にいる全員で即興で物語を作る「いちまいばなし」、特筆すべき物が何も無さそうな僻地に赴き、現場を半ば強引にリポートしてゆく「やけくそさんぽ」シリーズ、知ったかぶりになる程度の美術史を伝えるトークシリーズ「知ったかアート大学」などがある。近年は鑑賞行為に興味を持ち、複数の美術館で独自の鑑賞プログラムの実践を行なっている。
■2日目:2月16日(日)14:00-16:00
1日目の振り返りとして佐藤悠氏とスカイプでつなぎ、子どもと鑑賞することについて意見を交わしました。その後、昨年度の本プログラムの成果物である子ども用鑑賞シートを使ったロールプレイング形式(グループに分かれ、子ども役・先生役になった)での鑑賞の実践をし、そこから感じたことを話し合いました。
■3日目:2月17日(月)10:00-12:00
前半は貸切の常設展示室を自由にまわりながら、子どもたちと実践できる「ゲンビのたのしみかた」を考えて発表してもらいました。後半はカフェで日頃悩んでいることや考えていることを共有し、園の垣根を越えて具体的な打開案を出し合いました。
<今年度メンバー特典事業>※実費会員負担
メンバー特典として、常設展の年間入場が無料となるメンバーズカードや企画展のオープニング・レセプションへの招待状を贈呈。
会員同士の交流を図るためのメンバー限定のプログラムを実施しました。
【パートナーズ交流会】
法人・個人会員に活動報告(前年度決算報告、本年度予算報告)を行うとともに食事をしながら会員同士の親交を深めることを目的とした交流会を開催しました。
小池一子館長(当時)を囲み、本年度ツアーの方面、TAPSの活動軸を教育関連プログラムとして進めることなどを決め、会員増強の協力を仰ぎました。
【プレミアムアートツアー】
「小池館長とゆく! 大注目の芸術祭をめぐる3泊4日スペシャルツアー」
注目度は高いが、遠方かつ船での移動が必須ということで、個人観覧としては難易度が高い瀬戸内国際芸術祭と岡山芸術交流。TAPSでツアーを組んでほしいという会員の強い要望から実現に至りました。チャーター船を有効活用し、オリジナリティー溢れる充実した旅となりました。
【TAPSメンバーによる新春呈茶会】
TAPS有志の協力の元、新春を祝う呈茶会を開催しました。お茶会の経験がない方や海外の方も気軽に参加してくださいました。
休憩スペース床面に広がるマイケル・リンの作品の上で雅やかな時間をお過ごしいただきました。
お知らせ
ライブラリースペースは、14-54の改修に伴い、2020年11月23日~2021年2月末(予定)まで閉場いたします。
株式会社クイーンアンドカンパニー が運営するまちなか交流スペース『14-54』内にスペースをお借りし、十和田市現代美術館の蔵書を自由に閲覧できるライブラリースペースとしています。
子どもから大人まで、多くの方が芸術を介して繋がり、世代を超えて集えるコミュニティスペースとしても活用します。
住所:青森県十和田市稲生町14-54 まちなか交流スペース14-54内
休館日、開館時間は14-54に準じます。
※運営にあたり、十和田市現代美術館パートナーズ[TAPS]のご支援をいただいております。
2018年度から会員カードが新しくなりました。
写真家の池田晶紀さんが、2017年に松陽小学校の子供達と行ったプロジェクト「ようこそ美術館へ」の作品がデザインされたカードです。文字のみのデザインもご用意いたしました。
※コースによりカードが異なります。
※1 メンバーズカードのご使用は、ご本人様に限ります。
ご使用の際は、美術館受付またはcafe&shop 「cube」 にて身分証明書、法人メンバーの方は名刺または職員証、学生メンバーの方は学生証、教員メンバーの方は職員証をご提示ください。
※2 企画展オープニングレセプションご招待券で、メンバーご本人様および同伴者1名がご入場いただけます。
また、レセプション当日にご来場いただけない場合は、会期中の企画展観覧券としてご利用いただけます。(2名様まで)
※3 2週間前までにご予約下さい。イベントと重なる場合にはお断りさせていただくことがございます。まずはお気軽にお問い合せください。
メンバー特典の有効期限は一年間です。
法人企業の皆様に、これからの世代にアートを伝える、その担い手になっていただきながら、アートをより深く知るための多くの特典、特別なイベントを体験いただくものです。
法人会員のみなさまからいただいた会費は、美術館が行う地域文化・芸術の発展向上及び子どもたちをはじめすべての人が共に生きる社会をつくるために大切な創造/創造性を育む取り組みに対する費用として大切に活用させていただきます。
メンバー法人一覧 (2020年6月現在 あいうえお順)
Sコース
株式会社 泉電気工事店
上北建設株式会社
社会福祉法人 三徳会
十和田ガス株式会社
株式会社 中綱組
株式会社 新山運送
社会福祉法人 福祉の里
株式会社洋電社
匿名1社
Aコース
有限会社 アート印刷
アート・ジーン
青い森信用金庫 十和田営業部
Queen & Co.
有限会社 小関麺興商事
紺野建設株式会社
居酒屋 肴や
株式会社 写真のオクヤマ
株式会社 伸和商事
髙岡和人税理士事務所
十和田タクシー株式会社
株式会社 成田設備
有限会社 橋場不動産
丸井商事株式会社
株式会社福萬組
株式会社 フナバヤシ
株式会社ホースレジャーデザイン
丸井重機建設株式会社
株式会社 みどり
株式会社盛田庄兵衛 (駒泉)
矢倉陽悦税理士事務所
協力法人
エヌ・アンド・エー株式会社
興和ティムス株式会社
株式会社十和田ビルサービス
50名 (2019年6月現在)
※一般、教員、学生メンバー含む
入会・更新には ①入会/更新お申込書 と ②年会費 が必要です。
入会お申込書にご記入の上、メール、郵送、FAX、ご持参、のいずれかで下記までお送りください。
入会お申込書 (法人メンバー / 個人メンバー (一般・学生・教員))
更新お申込書 (法人メンバー / 個人メンバー (一般・学生・教員))
送付先
郵送の場合
〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9
十和田市現代美術館 パートナーズ事務局 宛
FAXの場合
FAX: 0176-20-1138
E-mailの場合
E-mail: info@towadaartcenter.com
年会費のお支払いについて
年会費は、現金を美術館にご持参いただくか、お振込みにてお支払いください。
お振込みの場合
青い森信用金庫 十和田営業部 店番028 普通預金 口座番号0000998
十和田市現代美術館パートナーズ 会長 小池 一子
※入会お申込書の郵送をご希望の方は下記パートナーズ事務局までご連絡ください。
※入金確認・事務手続きの後、メンバーズカードをご送付いたします。お届けまでお時間をいただく場合がありますのでご了承ください。
お問い合わせ
十和田市現代美術館 パートナーズ事務局
〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9
Tel: 0176-20-1127
Fax: 0176-20-1138
E-mail: info@towadaartcenter.com
げんびサポーター
十和田市現代美術館ボランティア (げんびサポーター) とは、十和田市現代美術館をサポートする応援隊です。活動内容はガイド、清掃活動、監視員、配送作業など多岐に渡ります。そしてそれらに加え企画展などの大きなイベントのサポーターとして美術館スタッフと一緒にイベントを作り上げる事もあります。
加入等の詳細については、げんびサポーターのウェブページをご覧ください。