十和田市現代美術館 企画展
「エルヴィン・ヴルム 人のかたち」-11/16まで

オーストリアの彫刻家 エルヴィン・ヴルムによる日本の美術館での初個展を開催中

十和田市現代美術館では、2025年4月12日(土)– 11月16日(日)まで、オーストリアの作家、エルヴィン・ヴルムの個展を日本で初めて開催しています。
彫刻を学んだヴルムは、石膏や金属などの彫刻だけでなく、写真や映像、絵画といった多様なメディアを用いて、伝統的な彫刻の概念を拡張しています。身の回りの日用品を用いて、社会に存在する規範・制度・権力の構造を面白おかしく炙り出し、鑑賞者に様々な問いを提示します。
本展では、最新作の《学校》を初公開しています。歪められた学校の教室の内部には、過去に使用されていた「時代遅れ」の教材が掲示され、学校という制度が持つ権力や「正しさ」が曖昧であることが示されます。また、聖職者が奇妙なポーズで写る「修道士と修道女」の写真シリーズや、近年制作された「皮膚」や「平らな彫刻」など、様々な技法からなる作家の作品を紹介しています。

作家の代表作である《ファット・ハウス》《ファット・カー》を日本で唯一常設展示している当館での初個展は、オーストリアの重要な作家の一人であるヴルムの作品群を鑑賞いただける貴重な機会となります。


展示構成


まちなか展示


常設展示作品《ファット・ハウス》《ファット・カー》


アーティスト


エルヴィン・ヴルム展限定スイーツ & グッズ


アクセス


開催概要


十和田市の観光