過去のイベント
2020年12月26日(土) 18:00
<記録映像>
<イベント概要>
十和田湖は、22万年の間に火山の噴火を繰り返してきたと言われています。地球の引力=重力に逆らい、主な火山活動として6回噴火し、マグマと、カルデラ陥没、そこに降った雨と流れる水、岩によってその周りの地形ができて、今のカルデラ湖の形になっているそうです。
「インター+プレイ」展 第1期で展示している作品もすぐに完成したのではなく、8年前に原型ができました。そこからさまざまな場所で展示し、展示空間が変わるとともに、時間をかけて作品も変化しています。
2020年の春、コロナの影響で次の目的地へと移動を繰り返す生活が止まりました。十和田滞在を2ヶ月近く延長し、湖などを観察していると、壮大な時間や地中深くのマグマが、すぐ足元の砂利や湖の水とつながっているのだと不思議と腑に落ちていきました。長い月日を経て地形が変化していく様子を思い浮かべ、自分の作品が辿ってきた時間を思い出しました。
今回私たちは、十和田湖を展示作品や美術館の建築の一部に重ねたり、目の前のものに働く引力を見る実験をしたりして、壮大な時間と地中深くを想像しながら巡る回遊型のレクチャー・パフォーマンスを行います。
(津田 道子)
※約1時間程度。
参加希望の方は、『新型コロナウイルス感染防止対策とお願い』をご一読くださり、ご理解とご協力をお願いいたします。
※photo : 津田 道子《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》
“Arts Towada十周年記念 「インター + プレイ」展” 展示風景 (十和田市現代美術館、青森、2020年) 撮影:小山田邦哉
名称
会期・日時
会場
十和田市現代美術館 企画展示室
定員
25名(※事前予約制 / 先着順)
※おかげさまで定員に達しました。受付は終了いたしました。ありがとうございました。
お申し込み
定員制のため要予約:
電話、FAXまたはE-mailよりお申し込みください。
十和田市現代美術館
電話 0176-20-1127
FAX 0176-20-1138 E-mail info@towadaartcenter.com
メールの件名にイベント名、本文に氏名・電話番号・人数を明記の上、お申し込みください。
当館からの返信をもって予約完了となります。
参加希望の方は、『新型コロナウイルス感染防止対策とお願い』をご一読くださり、ご理解とご協力をお願いいたします。
出演者
太田 泰博、 神村 恵、 佐々木 文美、 津田 道子
太田 泰博
1981年7月7日、十和田湖生まれの十和田湖育ち。
Towadako Guidehouse 櫂でガイドを務める。
2000年、都会に憧れ上京しプロミュージシャンを目指すも大成せず2010年Uターン。
河井大輔 氏(NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会 理事長)と出会い、地元の自然の魅力に覚醒。十和田湖・奥入瀬・蔦の森の魅力を伝えるべく日々奮闘。夜の湖上と森が好き。
神村 恵
振付家・ダンサー。2004年より活動を始める。近年の主な作品に、「Strange Green Powder」(フェスティバル/トーキョー19 プログラム、赤鳥庵、2019)、「彼女は30分前にはここにいた。」(blanClass、2019)などがある。2016年より津田道子とのユニット「乳歯」を始動し、「スクリーン・ベイビー#2」(TOKAS本郷、2020)などのパフォーマンス作品を上演している。
写真:金川晋吾
佐々木 文美
舞台美術家。1983年鹿児島県出身。多摩美術大学 映像演劇学科卒業。FAIFAIメンバー。FAIFAIの様々な活動に加えて、舞台美術担当として、演劇、ダンス、コンサート、展示など様々な企画に参加。