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2023年8月16日(水) 10:00 - 11:00
りんごのけん玉で遊ぶ / 想像する
鈴木康広さんによる《はじまりの果実》が、新たに十和田市現代美術館の常設作品に加わったことを記念し、特別なプログラムを企画しました。青森では身近な果物でもある「りんご」と、お皿やけん先に玉を乗せたり刺したりする遊び「けん玉」。このふたつを組み合わせた鈴木さんの作品《りんごのけん玉》を、ご本人と一緒にプレイしてみます!
「けん玉で遊ぶ」という、とてもシンプルなプログラムではありますが、そのなかで、りんごとお皿やけん先との関係や、りんごと私たちの関係、宇宙と地球のことにまで想像を広げていきます。
鈴木さんと一緒に、世界をひらく見方を体験してみませんか?きっと、身のまわりのものや見慣れた風景も、ぐんっと面白くなるはずです。
名称
会期・日時
会場
十和田市民図書館 多目的研修室 [ 住所 : 青森県十和田市西十三番町2-18 ]
参加費
無料
定員
要予約・先着 15 名
お申し込み
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主催
十和田市現代美術館
協力
鈴木 康広(すずき やすひろ)
アーティスト。1979 年静岡県生まれ。2001 年東京造形大学デザイン学科卒業。日常の見慣れた事象に新鮮な切り口を与える作品によって、世界の見方を問いかける活動を続けている。ファスナー、ルーペ、鉛筆など、誰しもが慣れ親しんできた工業製品を独自の視点で捉え直し、水や空気、重力といった自然現象を詩的に捉え直す作品を数多く制作している。武蔵野美術大学教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。
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けん玉は地球の引力を利用した遊びです。
それに気づいて赤い玉をりんごの形にしました。
ニュートンもりんごから万有引力の法則を着想したと言われています。
月とりんごという一見かけはなれたものどうしをつなぐ視点は、けん玉の「見立て」の世界とつながっています。
いつ落ちてくるかわからないりんごと、そのりんごが落ちるときに棒でサクッと射止めたい人間(僕)。
自然と自分とのあいだにある見えない関係を相手にする、きわどい遊びがこのけん玉の起源です。
[鈴木康広ウェブサイトより]