過去のイベント
2025年11月12日(水) 10:30 - 12:00
アートをかこもう。手話で一緒にかたろう!
手話による対話型鑑賞プログラムです。
定期的な開催を目指した第一回目となります。
今回は企画展「エルヴィン・ヴルム 人のかたち」の作品を鑑賞します。
※「TAPS : 十和田市現代美術館パートナーズ」の支援を受け実施いたします。
名称
会期・日時
対象
手話をしている方、手話に関心のある方
サポート
手話通訳(日本手話)と筆談
参加費
無料(要企画展チケット)
※療育手帳、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方、および付き添いの方1名まで減免適用となります。
集合場所
十和田市現代美術館 受付(チケットカウンター)
「げんびさんぽ」とは
げんびさんぽは、「作品にひとつの決まった答えはない」という前提のもと、より気軽に、そしてより深く作品を味わってもらうための取り組みです。
いわゆる“作品の解説“ではなく、「これは何だろう?」「こんな風に感じる!」など、それぞれが感じた素朴な疑問や発見を大切に、げんびサポーター(当館ボランティア)や美術館スタッフがみなさんとおしゃべりしながら一緒に、毎回1作品にスポットを当てじっくりと時間をかけて鑑賞します。
TAPS : 十和田市現代美術館パートナーズ とは
美術館を通じてアートの世界を楽しんでいただけるようご用意した、メンバーシップ・プログラムです。
現代アートの鑑賞にとどまらず、アーティストやキュレーター、メンバーのみなさまとの交流プログラムを介し、アートへの理解や関心を深めていただく機会を設けています。
また、TAPSメンバーのみなさまのご支援により、子どもから大人までを対象にラーニング・プログラムを実施しています。
※TAPSの詳細、お申込み方法についてはこちら↓。
https://towadaartcenter.com/learn/taps/
入会には、入会お申込書と年会費が必要です。
申し込み受付は終了いたしました。
11月12日(水)に手話による鑑賞プログラム、しゅわっと!げんびさんぽを開始し、現在話題の企画展「エルヴィン・ヴルム 人のかたち」の展示作品《学校》を鑑賞しました。
最初にアートコミュニケーターと参加者を交えて、手話による簡単な自己紹介から始まり、「なんで」、「どこ」、「想像する」といった対話型鑑賞で使えそうなワードの手話を覚えた後、《学校》を30分かけて鑑賞しました。
鑑賞中の会話はほぼ全て手話によって行われました。
参加者からは「今の子供達も、規則などに縛られているという点では、戦争の時と同じ」といった、作品の見た目だけによらない、様々な鋭い意見飛び出しました。
げんびさんぽ終了後、参加者からは「手話付だったおかげで、内容を深く知ることができた」、「手話で話せるイベントということで、安心して作品を鑑賞できた」というように、普段言葉という壁によって、作品を楽しむことが難しかった方々たちにも満足いただけました。
手話を使う方が積極的に鑑賞に関わることができるという、当館では実験的な試みとして開催された本プログラムですが、定期的な開催を目指しこれからも継続的に行なっていく予定です。ぜひ今後にご期待ください。
そして参加者の皆さま、ありがとうございました。