過去の企画展
2011年5月28日(土) - 8月28日(日)
マイケル・リンは、元来工業生産的なモチーフであった伝統的な台湾のテキスタイル模様を応用し、公共空間へと展開することで、模様本来の意味を転移させる新しい表現を確立した。十和田市の伝統工芸、南部裂織に着想を得たカフェスペースの大規模な常設作品《無題》は彼の手によるものである。本展でリンがコンセプトに掲げたのは、十和田滞在中に関心を寄せた中心商店街の「ふれあいホール(Mingling Space)」。地域の人々との協働作業=ミングリングから生まれたパッチワーク作品によって、あたたかくおだやかな融合の形を表現した。
マイケル・リン
1964年東京に生まれ、現在上海、ベルギー、台湾を拠点に国際的に活動するアーティスト。1993年にパサデナデザイン大学を卒業後、伝統的な台湾テキスタイルのモチーフを使い、建築空間に大型のペインティングを行い、世界的な評価を受けました。パレ・ド・トーキョー(パリ、2002、2003)やP.S.1(ニューヨーク、2004)、第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ台湾パビリオン(2001)での展示に参加。美術館にとどまらず、パブリック・スペースに展開された作品は多くの人々を魅了します。
名称
会期・日時
会場
十和田市現代美術館
主催
マイケル・リン展実行委員会(十和田市現代美術館、株式会社まちづくり十和田、十和田市商店街連合会)
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