過去のイベント
2019年12月20日(金) 18:00
八戸ブックセンターのイベントです。
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十和田市現代美術館で開催中の展覧会『AKI INOMATA Significant Otherness 生きものと私が出会うとき』の内容が収録される作品集の刊行を記念して、AKI INOMATAさんをお招きしたトークイベントを開催いたします。
初の大規模個展「AKI INOMATA: Significant Otherness 生きものと私が出会うとき 」にかけた思いと、新作≪ギャロップする南部馬≫の 制作のきっかけや十和田市現代美術館での滞在制作について、ミノムシの採取と飼育についてなど、制作の秘話を伺います。聞き手には展覧会のアシスタントキュレーターである見留さやかさんをお招きします。
イベント後にはサイン会を開催いたしますのであわせてご参加ください。
<スケジュール>
18:00〜19:30 トーク
19:30〜 サイン会
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名称
会期・日時
会場
八戸ブックセンター 読書会ルーム
料金
入場料無料
ただし、原則ワンドリンク制とさせていただきます。入場時に八戸ブックセンターのカウンターでドリンクをご注文ください。
定員
20名
定員になり次第、受付を終了させていただきます。
申込
リンク先のページ下部の専用フォームからお申し込みすることができます。
また、八戸ブックセンターのカウンター、電話(0178-20-8368)でもご予約を承っております。
その他
事前に図録をご覧になりたい方は、八戸ブックセンターでも閲覧・購入が可能です。
当日はカウンターで受付をいたしますので、スタッフにお名前をお伝えください。
整理番号はなく、ご来館いただいた方から順にお席にご案内いたします。
AKI INOMATA
1983年生まれ。2008年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。
生きものとの協働作業によって作品制作をおこなう。主な作品に、3Dプリンターを用いて都市をかたどったヤドカリの殻をつくり実際に引っ越しをさせる「やどかりに『やど』をわたしてみる」、飼犬の毛と作家自身の髪でケープを作ってお互いが着用する「犬の毛を私がまとい、私の髪を犬がまとう」など。
主な展覧会に、 「AKI INOMATA: Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」 (十和田市現代美術館、2019)、 「guest room 004 AKI INOMATA 相似の詩学ー異種協働のプロセスとゆらぎ」(北九州市立美術館、2019)、「第22回ミラノ・トリエンナーレ」(トリエンナーレデザイン美術館、2019) 、「タイビエンナーレ2018」(クラビ市内、タイ、2018)、「Aki Inomata, Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs ?」(ナント美術館、フランス、2018)など。
https://www.aki-inomata.com/
Photo: Hiroshi Wada
見留さやか(みとめ・さやか)
十和田市現代美術館 学芸員
東京出身、十和田在住。高校では声楽を専攻し、大学では教育の観点から美術を学び、テキスタイルデザインを専攻。香川県直島の地中美術館に勤め、その後トータルメディア開発研究所にてミュージアムの教育普及事業やボランティアを担当。
主な担当に「焼山アートプロジェクト」(2016)、「まちなか美術館 東の熊、青い森の幽霊」(2017)、「美術館で学ぼう ラーニング・プログラム」、「ぼくたちわたしたちの小学校美術館」(2017)。アシスタントキュレーターとして、「横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL」(2017)、「ラファエル・ローゼンダール: ジェネロシティ 寛容さの美学」(2017)、「十和田市現代美術館開館10周年記念展スゥ・ドーホー : Passage/s パサージュ」(2018) 、「AKI INOMATA Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」(2019)を担当 。
八戸ブックセンターにて、展覧会の内容が収録された記録集の刊行記念のAKI INOMATAさんと本展アシスタントキュレーター 見留さんの対談をおこないました。
八戸市でのトークということで、十和田市現代美術館について特徴などを冒頭で説明し、INOMATAさんが影響を受けた書籍を紹介しつつ展示作品の解説を行ないました。
「展覧会の舞台裏」として、十和田でのリサーチや滞在制作の新作ができるまでの様子、ミノムシの採取と街の人に協力いただいた飼育について、生き物の生態展示を美術館で行うことに関してなど、裏話も含めながらトークを実施しました。
その後、質疑応答の時間を設け、イベント後は、サイン会を開催しました。
トークの中で展示方法や書籍の話を行なったことで、質疑応答の際には美術館での「生態展示」に関しての内容もありました。書籍を閲覧される方も多く、興味を持っていただくことができました。
最も印象的だったのは、高校生からINOMATAさんへ、作品を見た人にどう感じてほしいか、どのような想いが込められているのか、更に現代アートについて質問が出ました。
作家との対話を楽しむことができる、大変貴重なイベントとなりました。
ご参加いただいたみなさま、ご興味を持ってくださったみなさま、ありがとうございました。
INOMATAさんの今までの作品をまとめた作品集の刊行トーク3回目として、八戸ブックセンターで開催させていただきました。特設コーナーも設けてくださり、ありがとうございます。