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【げんびサポーター】6/12(土)作品感想交流会レポート

2021年5月22日(土) 10:00 - 11:00


イベントについて

現在、十和田市現代美術館ボランティア「げんびサポーター」は、「常設作品のおもしろさや魅力を、来館者や遠くの人に伝えよう!」を目標の一つに掲げて活動しています。
そして、将来的には、げんびサポーターによる常設作品のガイドの実施を目指しています。

今回の鑑賞感想交流会は、参加者8名で塩田千春さんの《水の記憶》について行いました。
まずは、参加者同士打ち解けやすいように自己紹介・雑談しました。
初参加のメンバーも他のメンバーと意外な共通点があり盛り上がりました。

場所を、展示室に移動し、まずは自由に先入観も何もないまま作品鑑賞タイム。
その後、初めて作品を見たメンバーから順番に全員が第一印象や感想を伝え合いました。
学芸員だけでなく他のメンバーからも、うなずきや共感の感想があったり、質問をしたりする場面が多々ありました。
「なんだか彼岸花をイメージした。舟もあり、黄泉の国のようなちょっと暗いイメージ。」
「毛細血管。張り巡らされている感じ。」
「繭のように、包まれている感じ。母親の胎内にいるような、鳥の巣のような、生の芽生えも感じる。」
「糸越しに真上にライトを見上げると鳥の巣に見える。」
「舟が燃えているように見えた。」
「宇宙の中にある舟。宇宙につながっている。」
「1回目と2回目共に、張り詰めた感じを受けた。糸の赤、床の白、舟の黒と色のコントラストが大きい。糸も直線で張り巡らされている。」
「赤い糸が展示室に広がっている様子が、なんだか今のコロナ禍に重なり不安を感じる。」

その後、学芸員より、作品・作家の解説を受け、さらにディスカッションを行いました。

参加者からは、
「今回初参加でドキドキ緊張していたが、すっとみなさんに溶け込めて楽しめて良かった。」
「前回の感想交流会の時も感じたが、自分の思っていることを他の方に正確に伝えることは難しい。でも、一生懸命に伝えることで、知ってもらえたり共感してもらえたりすると思った。自分の成長にもつながるので喜ばしい。」
「次回の鑑賞のとき、どのように見えるのか、どのように感じるのか。ゴールのない作品の探索が楽しいし面白い。」
「作品はみんなのものだと思った。作品をどのように感じるのか、みんな自由に感じて良いと思った。」
「前回の感想交流会でも感じたが、自分以外の感想や考えを知ることで視野が広がる。毎回、発見があって楽しい。自分の感想を言った後に、学芸員の方に解説してもらうことが良かった。さらに視野が広がったし理解が深まった。」
「ボランティアがガイドするときは、お客様と同じ目線で感想を言い合えたらいいと思った。初めて作品を見る人は、まずは何もガイドせず自由に見てもらって感想を引き出せたらいいと思った。」
「人前で話すのは苦手なんだけど、今回はあんまり緊張せずに話せた。空気感が良かったと思う。色々な人がいて色々な考えがあるとわかった。」
「初めて美術館に来たが、他の作品も見てみたい、興味が出た。」
「毎回、解説を聞くたびに新しい発見があって楽しかった。」
「色々な感じ方があるのは、それぞれ経験したことや記憶が違うからだと思う。今度は、なんでそう思ったのか、理由となる記憶などについても交流してみたい。」
などの感想をいただきました。

今後も、作品感想交流会を続け、さらに作品に関する勉強会も実施していきます。

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興味がある方、どうぞお気軽にお問合せくださいね。お待ちしております。
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概要


名称

【げんびサポーター】6/12(土)作品感想交流会レポート

会期・日時

2021年5月22日(土) 10:00 - 11:00

対象

げんびサポーターのみ