過去の企画展
2017年3月11日(土) - 5月28日(日)
コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔をもつアーティスト村上隆。自ら収集した陶芸作品のコレクションから28作家、約1,800点が展示された。本展は、千利休にはじまる茶の湯、柳宗悦を中心とした民藝運動、デパート陶芸からクラフトフェアまで、多様に展開する陶芸の世界から、日本の価値と美のありようを汲み上げる村上独自の陶芸史を開陳する内容となった。また、この企画は工芸、クラフトを現代の美術、芸術の中で重要な位置づけをもつものと捉える十和田市現代美術館が、その意義をより幅広く紹介することを目的に実現したものである。
※Main photo image : Mikiya Takimoto
村上隆【キュレーター】
1962年、東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。日本画において初の博士号を取得。制作工房、ギャラリー等を含めたアートの総合商社である有限会社カイカイキキ代表。国際的に最も活躍している現代美術家の一人。2008年には『タイム』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選出される。世界各地の美術館に招かれて自身の個展を開催、映画監督も務め、若手作家の育成・プロデュースも手がける。2015年、日本国内では14年ぶりとなる個展「村上隆の五百羅漢図展」が森美術館(東京)にて開催。2016年には古美術から現代美術までの膨大なコレクションによる「村上隆のスーパーフラット・コレクション−蕭白、魯山人からキーファーまで−」を横浜美術館(神奈川)にて開催、大きな話題を呼んだ。
【出品作家】
青木亮、青島千穂、荒川朋子、安藤雅信、アンドロ・ウェクア、石山哲也、上田勇児、大谷工作室、尾形アツシ、小野哲平、ガブリエル・オロスコ、上泉秀人、熊谷幸治、クララ・クリスタローヴァ、桑田卓郎、小出ナオキ、小嶋亜創、清水志郎、鶴野啓司、奈良美智、額賀章夫、浜名一憲、松下昌司、村木雄児、村田森、森岡成好、ローズマリー・トロッケル、渡辺隆之
名称
会期・日時
会場
十和田市現代美術館
開館時間
9:00~17:00
(入場は閉館の30分前まで)
閉館日
月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)
ただし、4月24日(月)、5月1日(月)は開館。
観覧料
企画展+常設展セット券1000円。企画展の個別料金は一般600円。
団体(20名以上)100円引き。高校生以下無料。
主催
十和田市現代美術館
特別協力
Kaikai Kiki Co., Ltd.
後援
東奥日報社、デーリー東北新聞社、青森放送、青森テレビ、青森朝日放送、十和田市教育委員会
会場構成
磯見俊裕(トランスフォーマー)