今後の企画展
2026年6月6日(土) - 11月8日(日)
⼗和⽥市現代美術館では、2026年6⽉6⽇(⼟)‒ 11⽉8⽇(⽇)まで、⽇本を代表する現代美術家、椿昇(つばき‧のぼる)の個展を開催します。
椿は初期代表作《カメレオンイーター》(1985)をはじめ、約40年にわたるキャリアの中で、突然変異したかのような巨⼤⽣命体の造形を通して現代の資本主義社会への問題提起を続けてきました。1989年に巨⼤な⻩⾊いモンスター《フレッシュガソリン》で鮮烈な世界デビューを飾り、現代アートシーンの最前線に躍り出た椿は、⽇本初の国際美術展「横浜トリエンナーレ2001」において、室井尚⽒と共同制作した巨⼤なバッタのバルーン《⾶蝗(プロジェクト‧インセクト‧ワールド)》を発表し、さらに⼤きな注⽬を集めました。
当館外庭には、真紅の巨⼤ロボットアリ《アッタ》(2008)が⽇本で唯⼀常設展⽰され、訪れる⼈々に強烈な印象を与えています。
本展では、初公開となる巨⼤⽣命体の最新作を中⼼に、異なる技法や様式を⽤いた作品群を紹介します。
国内の美術館で14年ぶりとなる東北初の個展は、制作活動40年を超える椿昇の多⾯的な表現を⼀望できる貴重な機会となります。
椿昇(つばき・のぼる)
1953 年京都府⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学美術専攻科修了。「Against Nature: Japanese Art in the Eighties」展(サンフランシスコ近代美術館ほか、アメリカ、1989-91 年)に《フレッシュガソリン》を出品。「第 45 回ヴェネチア・ビエンナーレ」(イタリア、1993 年)ではアペルト部⾨に参加。「横浜トリエンナーレ 2001」(神奈川)で《⾶蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》を出品。主な個展に、「Noboru Tsubaki」(サンディエゴ現代美術館、アメリカ、1992)、「国連少年」(⽔⼾芸術館、茨城、2003 年)、「椿昇 2004−2009−GOLD/WHITE/BLACK」(京都国⽴近代美術館、京都、2009 年)、「PREHISTORIC_PH」(霧島アートの森、⿅児島、2012 年)など。「醤の郷+坂⼿港プロジェクト」(瀬⼾内国際芸術祭 2013、⼩⾖島町、⾹川)、「AOMORI トリエンナーレ 2017」(⻘森市)、「ARTISTSʼ FAIR KYOTO」(京都市、2018 年−)などの芸術祭でディレクターを務める。
https://www.metapolice.net/
⼗和⽥市現代美術館の常設作品として、《アッタ》を展⽰している。
名称
会期・日時
開館時間
9:00 – 17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日(祝日の場合はその翌日)
会場
十和田市現代美術館
観覧料
一般1800円(常設展含む)、20名以上の団体1600円(要団体申請書提出)、高校生以下無料
主催
十和田市現代美術館
後援
青森朝日放送、青森テレビ、青森放送、エフエム青森、デーリー東北新聞社、東奥日報社、十和田市教育委員会
企画
長尾衣里子