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2019年5月22日(水) 19:30 - 20:30
当館では、2019年4月13日より企画展「ウソから出た、まこと」を開催しています。本展覧会は、”地域”と”アート”、またはそれらに隣接する分野を縦横無尽に行き来しながら、実験的に表現活動を行う3組の作家のグループ展です。
その中の一人、北澤潤によるプロジェクト型作品「LOST TERMINAL(ロストターミナル)」は、インドネシアの乗り物を十和田に持ち込み、その乗り物を十和田市民や鑑賞者のアイディアで日常的に活用していくことで作品として展開されます。現在「LOST TERMINAL」は、十和田志民を中心にそれぞれの日常に溶け込み始めています。今回は、シャベリバ屋台などで人々が集う、十和田中心商店街のパワースポットとも言える松本茶舗とコラボレーションし、「三本木 あの日 あそこで」の写真を投影しながら語る、ドライブインシアターを開催します。
失われゆく時代や文化、それと同時に創出され続けるものたち。多くの人や十和田にとってのLOST TERMINALを通して、生活とは、営みとは何かを考え語り合う時間です。アートと地域の融合を、ぜひ目撃してください。
(※雨天時は内容変更する場合があります。)
●ドライブインシアターとは
車(乗り物)に乗ったまま、映画を楽しむ野外イベント。
1950-60年代のアメリカで人気を博す。現代では衰退。
同時開催:シャベリバ屋台
場所:松本茶舗(青森県十和田市稲生町17-5)
時間:19:00〜
主催:松本茶舗
名称
会期・日時
会場
十和田観光電鉄観光社駐車場内(青森県十和田市稲生町17-2)
料金
無料
関連プロジェクト
「三本木 あの日 あそこで」は、中心商店街にある松本茶舗の店主松本柳太郎さんが、家にあった三本木の古い写真などを投影しながら、写真や三本木の歴史について語るイベントです。もともと、仕事の合間に店の中に設置された現代美術家、栗林隆や毛利悠子の作品を、現代美術館から商店街に訪れる観光客に説明するなかで、2010年夏ころから、お買い物の途中立ち寄る地元のご高齢の方々に、家にある古い写真を見せながら時系列をおってお話をしてみる「試み」からスタートしたばかりでなく、若い人からも反響がありました。
常々「デジタル革命は、人々の記憶の消滅の始まり」と感じ、街の失われた風景、失われつつある日常に目を向けている松本さんと、「LOST TERMINAL」のコンセプトが共鳴したことで、「三本木 あの日 あそこで」を上映します。