過去のイベント
2022年1月10日(月) 14:00 - 15:00
十和田市現代美術館のボランティア「げんびサポーター」による来館者向け鑑賞プログラムです。来館者がより気軽に、そしてより深く作品を味わうことことのできる取り組みとして、毎回1作品にスポットを当てて鑑賞します。
「作品にひとつの決まった答えはない」という前提のもと、「これは何だろう?」「こんな風に感じる!」など、参加者それぞれの疑問や発見をおしゃべりしながら、ともに作品を見ていきます。散歩をしながら新しい景色に出会うように、げんびさんぽで自分とは異なる視点や考え方と出会い、作品の新たな魅力を発見してみませんか?
1月10日(月・祝/市民無料デー)は、塩田千春《水の記憶》の鑑賞を予定しています。
※要美術館観覧チケット(常設)。十和田市民の方は、イベント開催時間の前に、受付にマイナンバーカード、免許証や保険証など住所が確認できるものをご提示ください。
げんびサポーターは、一緒に活動するメンバーを募集中です!
興味のある方、どうぞお気軽にお問合せください。お待ちしております。
※げんびサポーターの詳細・お申し込みはこちら。
名称
会期・日時
会場
十和田市現代美術館 常設展示室
対象
どなたでも
料金
無料 ※要美術館観覧チケット(常設エリア)/十和田市民の方は市民無料デーのため不要
定員
5名(事前予約優先/先着順)
お申し込み
定員に限りがあるため事前予約優先とさせていただきます。
電話、FAXまたはE-mailよりお申し込みください。
電話 0176-20-1127
FAX 0176-20-1138
E-mail info★towadaartcenter.com
(★を@に変更してください。)
メールの件名にイベント名、本文に氏名・電話番号・人数を明記の上、お申し込みください。当館からの返信をもって予約完了となります。
※参加希望の方は、『新型コロナウイルス感染防止対策とお願い』をご一読くださり、ご理解とご協力をお願いいたします。
今回は、少人数ながらアットホームな雰囲気の中で、塩田千春《水の記憶》の鑑賞が行われました。
ちなみに、鑑賞作品は毎回げんびサポーターのメンバーと相談し決めています。今回の作品は、サポーター自身が初めてこの作品と出会った時に感じた「一体何だ、これは!?」という思いが強い印象として残っており、その得体の知れなさや掴みきれなさを、ぜひ参加者のみなさんと探ってみたいという動機から選ばれました。
鑑賞中には「中央の舟から噴出しているよう」「真っ赤に色づいた紅葉のようにも見える」など、その人ごとに作品を通して見えている情景が語られました。見え方はそれぞれですが、「生命力」「圧倒的な存在感」など、通底するイメージがあり、作品が見るものに与える強いエネルギーのようなものを感じさせられました。
展示室での鑑賞の後はカフェスペースへ移動し、塩田千春の作品集や展覧会図録を見ながら、さらに作品についての対話が続きました。
「何だ、これは!?」という問いに対する明確な答えは出るはずもなく、他の人と一緒に作品を見て、話すことで、さらに謎は深まったとも言えます。編まれた膨大な糸と同じく、簡単に解きほぐすことができないからこそ、私たちは「知りたい」「わかりたい」という気持ちにさせられるのかもしれません。
これからもこの作品を見て、何かを感じ、考え続けていくことになりそうです。
「げんびさんぽ」はこれからも、毎回1作品にスポットを当てて行う予定にしています。
違う作品ではもちろんのこと、同じ作品でも参加者が変われば鑑賞の内容もまた変わりますので、何度参加しても楽しめるプログラムです!まずはお気軽にご参加ください!