アート広場

ヒプノティック・チェンバー

R&Sie(n)


作品について

 R&Sie(n)は1993年にフランソワ・ロッシュとステファニー・ラヴォーによって設立された設計事務所です(2007年より木内俊克が参加)。パリを拠点に世界中でさまざまなプロジェクトを展開しています。建築設計と並んで活動の中心をなすのは、「リサーチ」と呼ばれる数々の調査・研究・実験です。ハイテクノロジーを用いた、ロボット工学、数学、神経生物学などを用いた領域横断的な表現を通して、科学、環境、人間性の関係を再考し続けています。
 2005年にパリで行われた「聞いた話」展にて屋内に設置された《ヒプノティック・チェンバー》が、今回アート広場のために新たにデザインし直されました。本作品では、同展示のテーマだった「身体の延長として自己生成」する仮想都市を追体験するため、来場者にある種の催眠をかけるストーリーになっています。催眠を通し、その奇妙な身体感覚を体感できるのです。
 19世紀前半のソムナンブリズムと呼ばれた政治運動や、前近代再考の思想を生んだプレフェミニスト運動では、動かしがたい現実とは別次元の自由な社会を手に入れる手段として、実際に催眠が試みられたと言います。この作品は、そうした自由な仮想都市の住人として、日常生活から解放される旅へ私たちをいざなう扉なのです。


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