常設作品

ラプンツェル

ジェニファー・スタインカンプ


作品について

 ジェニファー・スタインカンプは、グリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」からインスパイアされたビデオ・アニメーションを発表します。
 童話の中で、妊娠中のラプンツェルの母親は、隣に住む魔女の庭に咲く食用の花、レポンスを夫に採りに行かせ、手に入れます。しかし、盗みが発覚したために、母親は花と引き替えに娘を魔女に差し出さなくてはならなくなりました。魔女はラプンツェルを高い塔の中に閉じ込め、訪ね人と面会するときはラプンツェルの長い髪を塔の上から垂らさせ、それ伝いに人は塔に出入りします。この話は、自分の中毒のために子どもを犠牲にする親たちの悲しい自画像でもあるのです。展示室には、童話に登場するおぞましくも美しい花と髪の毛をモチーフとしたCGが投影されます。意志をもったように、自然ではありえない激しい動きをする花は、観る人にさまざまなストーリーを想像させます。
 UCLAのメディアアート学部で教鞭をとる彼女は、ビデオやCGなど最先端のテクノロジーと人間の普遍的な問題を結びつけた作品を発表しています。


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