まちなか常設展示
ジャウメ・プレンサ
広場中央の小高い丘の上に置かれた、丸く大きな岩。刻まれた「EVESHETIA」という文字は、ヘブライ語で「創造の石」を意味し、ユダヤ教において世界の創造が始まった地点とされています。日没になると、岩からは一筋の神秘的な光が、夜空へと高く、まっすぐに放たれます。その光の柱を見上げる時、この場所が、同じ空のもとに広がる世界や、広大な宇宙の一部としてあるのだということを、直感的に感じられるでしょう。
*Rabbi Yaakov Asher Sinclair, Seasons of the Moon
撮影:小山田邦哉
ジャウメ・プレンサ
1955年バルセロナ(スペイン)生まれ。バルセロナ在住。ラ・ロンハ・スクール・オブ・アート・アンド・デザイン、サン・ジョルディ美術アカデミー(バルセロナ)で学ぶ。ジャウメ・プレンサはパリ国立高等美術学校(フランス)で教鞭を執るほか、シカゴ美術館附属美術大学(アメリカ)でも客員教授として定期的に教えている。彼のモニュメンタルな彫刻は世界各地の公共空間で設置されている。近作は《BEHIND THE WALLS, 2018》(ロックフェラー・センター、ニューヨーク、アメリカ、2019)、《JULIA, 2019》(メキシコ国立美術館、メキシコ・シティ、2019-20)、《VOICES, 2019》(ニューヨーク、常設)など。
制作年:2010
素材:ミクストメディア
サイズ(W×D×H):150×150×200 cm
【げんびサポーター限定トークイベント】
第四回目 ジャウメ・プレンサ《エヴェン・シェティア》
2022年3月13日 収録