美術館

ロケーション (5)

ハンス・オプ・デ・ベーク


作品について

暗闇の中、薄明かりに目を凝らすと見えてくるのは、漆黒のダイナーと、果てしなく続く高速道路の風景。不自然なほど人けのない夜の世界にオレンジ色の街灯がもの憂げに光り、流れ続ける古いラジオのくぐもった音が、かえって外界から隔絶された印象を与えます。実寸大で再現された虚構の店内空間から、錯視を利用しつくられた窓外のパノラマを眺める体験は、見る人の時間や距離、場所の感覚をかき乱します。

撮影: Hans Op de Beeck
Courtesy of Xavier Hufkens, Brussels


アーティスト


作品情報


アーティスト・インタビュー


美術館


まちなか常設展示


ストリートファニチャー


現在非公開の収蔵品


紀要