美術館

水の記憶

塩田千春


作品について

十和田湖にあった一艘の古びた木船。それをつなぎ止めるかのように無数の赤い糸が、まわりに張り巡らされています。船は、未知の場所へ導くと同時に、水上を渡るという点で死と隣り合わせの存在であると塩田は言います。船、そして1本1本を捉えることができないほど何層にも編まれた糸からは、場所やものに宿る記憶や人の縁、死といった、私たちの「生」に連なる目には見えない不確かな存在を想起させられます。

撮影:小山田邦哉
©2021 JASPAR, Tokyo and Shiota Chiharu


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