まちなか常設展示
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かつてスナックとして使われていた古びた建物。2階部分には、白い壁や天井、大きなガラスの開口部など、当館の建築を思わせる展示室がすっぽりとはまっています。外側から見てみると、元々あった窓や床は唐突に切り取られており、まるで古い建物のうえに新たな空間を貼りつけたかのようです。異なる用途や文脈を持つもの同士が、決して混ざり合うことなく併存するこの作品は、それぞれの特性を際立たせながら、同時に、両者の対比や緊張関係を浮き彫りにします。
撮影:小山田邦哉
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2013年活動を始める。アーティスト 荒神明香、ディレクター 南川憲二、インストーラー 増井宏文を中心とする現代アートチーム。個々の技術や適性を活かすチーム・クリエイションのもと、特定の手法やジャンルにこだわらず展示空間や観客を含めた状況/導線を重視し、果てしなく不確かな現実世界を私たちの実感に引き寄せようとする作品を展開している。近年の活動に「非常にはっきりとわからない」(千葉市美術館、2019)、「まさゆめ」(Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13、2019-2021)などがある。
さいたま国際芸術祭2023ディレクター。十和田市現代美術館で2020年7月から2022年5月まで 開催したArts Towada十周年記念「インター + プレイ」展で、まちなかの建物を展示室に改装した作品 《space》を制作。
制作年:2020
素材:ミクストメディア
※space展覧会を開催していない期間は、屋外からのみ《space》を観覧できます。
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