美術館
髙橋匡太
直方体の集まりで構成された美術館の建物を、さまざまな色で照らす光の作品。日中は白い立体として現れる建築が、夜間には、その外壁の形を際立たせる光によって、面の連なりとして再構成されます。十和田の豊かな自然から着想された季節ごとに異なる光のプログラムが、街を行き交う人々の夜を彩ります。
撮影:北村光隆
髙橋匡太
1970年京都府生まれ。1995年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。光や映像によるパブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く国内外で活動を行っている。京都市京セラ美術館、東京駅、十和田市現代美術館など建築物へのライティングプロジェクトは、ダイナミックで造形的な光の作品をつくりだす。多くの人とともにつくる「夢のたね」、「ひかりの実」、「ひかりの花畑」など大規模な参加型アートプロジェクトも数多く手がけている。DSA日本空間デザイン賞2015優秀賞、照明学会照明普賞2017、照明デザイン賞2018審査員特別賞、第28回AACA賞優秀賞、第28回AACA賞30周年記念美術工芸賞などを受賞。
制作年:2008
素材:照明機材
【げんびサポーター(ボランティア)限定トークイベント】
髙橋匡太《いろとりどりのかけら》
2021年7月15日 収録