常設作品

スタンディング・ウーマン

ロン・ミュエク

作品について

最初の展示室に足を踏み入れた瞬間、観客はロン・ミュエクの巨大な彫刻作品に遭遇します。高さ4メートル近くある女性像は、見る者を圧倒する迫力でたたずんでいます。憂いを含んだ風情はあまりにもリアルで、大きすぎるサイズのずれが、奇妙な感覚を覚えさせます。窓に顔を向けた彼女は、通り過ぎる何かを追いかけるように視線を走らせ、観客と目を合わすことはありません。けれど、刻々と移り変わる自然光を浴びた彼女は、見る角度によって様々な表情を見せ、やがて彼女の人生や人の生死について想像をめぐらすことになります。ただモノとしてある彫刻ではなく、その背後に多様なストーリーを喚起させる存在です。巨大な少年像《Boy》で世界中の注目を集めたミュエクは、肌、皺、透き通る血管、髪の毛の一本一本にいたるまで、人間の身体の微細な部分を克明に再現しながら、つねにスケールにおいて大胆な変化を加えた作品を発表してきました。初期の作品から、彼が描いているのは架空の人物です。

アーティスト

ロン・ミュエク (オーストラリア)

1958年生まれ、オーストラリア・メルボルン出身。ロンドン在住。

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1958年オーストラリア生まれ。80年代の半ばから子供向けのテレビ番組の人形制作の仕事などに携わっていましたが、90年代後半に自らの制作活動に専念しはじめます。モチーフのサイズを変化させて作る細部まで克明な作品は、独特の存在感を生みだします。十和田市現代美術館の高さ4メートル近くある女性像は、見る者を圧倒する迫力でたたずんでいます。憂いを含んだ風情はあまりにもリアルで、大きすぎるサイズとのずれが、奇妙な感覚を覚えさせます。

オン・クラウズ(...

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